映画レビュー

【映画鑑賞日記】スーサイド・スクワッド

susaido(C) 2016 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC

最高にCOOLな映画でした!
DCは『スーパーマンvsバッドマン』の悪評を挽回できたのではないでしょうか?
スーパーマン不在の今、ゴッサム・シティの治安は最悪なものになっていました。
そこに蔓延るメタ人間の脅威から街を守るために集められたのが、特別収容所で終身刑くらってるような、どうしようもない悪人たち。<毒を以て毒を制す>ヒーロー映画を本柱とするDCが悪人をメインに映画化するという奇をてらった発想で面白いです。

何よりも劇中で使われる楽曲の王道感に痺れます。
ストーンズに始まり、ストライプス、カニエ、エミネム、クイーン・・・浅い洋楽ファンでも知ってる(はず)のメジャー楽曲が映画を盛り上げてくれます。大音量でそれらを聴けたって体験だけでも十分楽しかったです!

極悪人映画のはずなのですが、ウィル・スミスの父性が描かれていたり(おそらく、良い人イメージを大事にする彼的にもこれが無ければ出なかったとは思います)、ハーレイ・クインのジョーカーに対する熱い恋心など、悪役の<人間性>を描いています。彼らを英雄視させる手法が見事に成功しています。最終的には悪人じゃないんですね。ある意味、詰めが甘いとも言えるところなんでしょうけど、人ってどこかヒール役を応援したくなる心理ってあるじゃないですか?
「あしたのジョー」で力石徹を応援する心理のように(古ッ!)
映画をはじめ何にせよヒールがいるから面白い、ヒールが際立てば際立つだけ英雄が輝く。だから、相乗的にヒールも好きになる!そういうのも手伝ってか、キャラのカッコ良さにすっかり惚れこみ、アンチヒーロー映画として最高に楽しめました!

また、何と言ってもハーレイ・クイーンのマーゴット・ロビー。彼女は『ターザン:Reborn』のヒロインだってことを知り驚きました!あの時も相当たくましい女性像を演じていましたが、今回は完全にラリッちゃってる危ないお姉ちゃんを怪演!皆さん思ったでしょうが、主役のウィル・スミスを完全に食ってました!彼女は今後大ブレイク間違いないでしょうね!
個人的には「ARROW」にも同役で出てましたが「世界のディズニーリゾートへGO!」でお馴染みの福原かれんちゃんが出てたのも旧来から番組を見てる者としては嬉しかったです。

 

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitter でROCKinNET.comをフォローしよう!

ピックアップ記事

  1. 『君の名は。』遂に北米公開で絶賛の嵐!
  2. 第10回 独断で選ぶ素晴らしい邦楽たちTOP10 2018
  3. 半漁人の勝利!90回目のオスカー発表!
  4. パリピが日常悩んでる嫌なことって何?ストレス溜めない極意がULTRA JAPAN…
  5. 『娼年』の実写化で性に真剣に向き合った監督と、素っ裸で腰振りまくった松坂桃李に敬…

関連記事

  1. アカデミー賞

    『シェイプ・オブ・ウォーター』の成功の理由は異質との性描写で逃げなかったことにある!

    異物との性描写を逃げないからこそ究極の愛が描けた甘美で倒錯的な…

  2. 映画レビュー

    勝手に選ぶ今年良かった映画TOP10 2017大発表!

    今年は本当に多くの映画を観た。劇場鑑賞数68作品というのは人生…

  3. 映画レビュー

    【映画鑑賞日記】ヒロイン失格

    (C) 2015 映画「ヒロイン失格」製作委員会 (C) 幸田もも子/…

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

人気の記事

  1. ハリウッド

    SW史上最大の被害者?ダース・モールその悲劇の人生を徹底解析!
  2. ハリウッド

    世界で大ヒット中の映画『スパイダーマン:ホームカミング』の主人公トム・ホランドの…
  3. ハリウッド

    年収50億のジョニー・デップが破産寸前な理由とは!~お金について考える
  4. ライブレポート

    ROCK IN JAPAN 2018 4日目(2018/08/12)ライブレポー…
  5. ライブレポート

    COUNTDOWN JAPAN 1718 3日目ライヴレポート
PAGE TOP