映画

第11回 独断で選ぶ今年良かった映画 TOP10 2019

© ROCKinNET.com All rights reserved.


今年2019年の邦画と洋画を合わせた興行収入の総額が、2016年に映画『君の名は。』が社会現象化して記録的ヒットした2,355億円を上回り、過去最高となるなど、巷で囁かれる「映画離れ」が嘘のように思えるほどの盛り上がりを見せた2019年の映画業界。たくさんのヒット作の続編や、想定外の意外なヒット作に恵まれ、話題に尽きなかった映画業界だが、今年映画館で鑑賞した作品から素晴らしいと思ったものを厳選してご紹介!

第10位『ブラック・クランズマン
リー監督の熱量が半端なかった。『グリーンブック』のような悠長な描写じゃ人種差別の根源まで映画で訴えかけることはできないことを完封無きまで叩きのめされた感じ。

(C) 2018 FOCUS FEATURES LLC, ALL RIGHTS RESERVED.

第9位『バイス
政治を痛烈なギャグで風刺しながら驚愕の事実を暴露大会で露わにする興味深い映画だった!イラク戦争を仕掛けたのはブッシュ大統領じゃなかったのか・・・・・・

(C) 2018 ANNAPURNA PICTURES, LLC. All rights reserved.

第8位『ロケットマン
成功すればするほど反比例して孤独になっていき、満たされない泥沼なエルトンの人生の悲哀を名曲と共に見せつけられ、人にとっての真の幸せについてしみじみと考えさせられた。

© 2018 Paramount Pictures. All rights reserved.





第7位『シャザム!
ようやく満足できるDC映画が見れた喜び!すべて子供視点で描かれる滑稽さがコミカルで好感が持てる!ジャスティス・リーグの加入を強く望みたい!

(C) 2019 WARNER BROS.ENTERTAINMENT INC.

第6位『天気の子
主人公が信じる愛こそが正解だと結論付ける姿勢は、調和が乱れた混沌とする現代の中で「生きていく時間の中で何に光を見出すべきか?」悩む現代人への生き方のひとつの回答を示しているように思える。アニメを超えた大傑作映画だ!

©『天気の子』製作委員会

第5位『スパイダーマン:スパイダーバース
CG加工されたアニメーション上に手書きが加えられ不思議な質感の画が斬新だった。革新的なアニメ表現と共に超高速で展開していくアクションが、リアリズムを超えた視覚的な異空間を形成しているようで、その映像美に陶酔し、迫力に圧倒される。要するに、めちゃくちゃクール!

© 2019 Sony Pictures Digital Productions Inc. All rights reserved.

第4位『ジョーカー
映画史における無二の悪役がナゼ極悪な道を選んだかの過程を、格差や貧困など社会の理不尽さや歪みといったリアリティの中で描き切った大傑作だった。

© 2019 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved TM & © DC Comics





第3位『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け
ファン想いな作品だなと思った。ルーカス愛と敬意に満ちながら、従来の『スター・ウォーズ』ファンを大きく裏切ることなく、今までの不満も消化できる誰しもが満足いくであろう新たな時代のスター・ウォーズ像の構築に成功したように思える結末だった!

© 2019 ILM and Lucasfilm Ltd. All Rights Reserved.

第2位『イエスタデイ
安直な妄想を映画化しちゃったら、こんな素敵な映画になりましたって例。世俗的なものや、大衆文化形成にビートルズの影響が大きかったことを表現するに十分過ぎるユーモア。清々しい傑作だ!

© Universal Pictures

第1位『アベンジャーズ/エンドゲーム
映画史に残る大傑作でありながら、娯楽の頂点を観た気がした。これまでの12年間追い続けた自分のマーベル人生を肯定するかのような大団円に涙腺が何度も刺激された。アベンジャーズ万歳!ヒーローよ、永遠なれ!

(C) Marvel Studios 2019

来年も素晴らしい映画体験ができることを祈って、See you 2020!

(文・ROCKinNET.com編集部)
※無断転載・再交付は固く禁ずる。引用の際はURLとサイト名の記述必須。



◆バックナンバー◆



[PR]

 

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitter でROCKinNET.comをフォローしよう!

ピックアップ記事

  1. 2018年も大活躍間違いなし“次世代イケメン俳優”を青田刈り!
  2. DA PUMPがSMAPの振付をすることが芸能界で衝撃的である理由
  3. ロッキンにサザン13年ぶりの降臨!昨年の桑田ソロに引き続きフェスに出る意味とは!…
  4. 【大混戦】#TimesUp運動の影響で本年度オスカー主演男優賞はティモシー・シャ…
  5. UVERworldの男祭り遂に東京ドーム実現!でも女性CREWからブーイング?

関連記事

  1. 映画

    『君の名は。』当初の興収予測は15億円だった!

    年末年始までのロングラン上映が決定したほど爆発的ヒットとなった…

  2. 映画

    【これは夢か】まさかの『スター・ウォーズ』新作制作へ!

    映画好きなら歓喜の雄叫びを上げてしまうような超絶ビックリな…

  3. ハリウッド

    【SW神話崩壊?】北米で『ハン・ソロ』の興行収入が大コケ!その理由とは?

    2018年5月25日に米国で公開された『ハン・ソロ/スター・ウ…

  4. 映画

    『君の名は。』社会的大ヒットで注目される俳優

    興行収入が100億円を超し空前の社会現象を起こしている『君の名…

  5. 映画

    『いぬやしき』興行失敗で垣間見える漫画原作映画の限界~世間はエグさに飽きている

    日本映画の元ネタとして漫画原作が多くなったのは何も今始まったこ…

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

人気の記事

  1. 音楽

    【徹底考察】ビルボード1位、米英人気過熱、国連演説・・・勢いが止まらないBTS(…
  2. 映画レビュー

    果たして労働は悪なのか?『ちょっと今から仕事やめてくる』に見る現代社会の新価値観…
  3. ライブレポート

    COUNTDOWN JAPAN 1718 3日目ライヴレポート
  4. ハリウッド

    もはや超人!『ミッション・インポッシブル/フォールアウト』の撮影舞台裏を知ればト…
  5. ライブレポート

    ROCK IN JAPAN 2018 4日目(2018/08/12)ライブレポー…
PAGE TOP