音楽

ワン・ダイレクションのソロ実績がビートルズに並ぶ!活動休止後の各メンバーの成績も振り返る!

image source:https://twitter.com/onedirection/status/657224955935850496


現在は活動休止中のワン・ダイレクション。4月にリリースされたハリーのソロ作がヒットしたり、先日はナイルが来日したりとグループでの活動は無いにせよ話題に事欠かない。そんな人気絶頂の彼らが、あのビートルズやU2に並ぶ快挙を達成したとBillboard.comが報じた。

ナイル、ハリー、元メンバーのゼインは、各1回以上、ソロ曲でビルボードのTOP40入りを果たしているが、今回リアムが、初のソロ曲「ストリップ・ザット・ダウン」が5週目にして34位にランクインしたことで、メンバーで4人目となるTOP40入りを果たした。
ビートルズ、U2といった偉大なバンドのメンバーも過去には、自身のソロ活動で、グループのうち4人のメンバーのソロ曲がトップ40入りを果たしていることで、それに並ぶ記録となる。

ワンダイレクションのソロ成績

ゼインが2016年2月に「ピロートーク」で1位に輝く。
ナイルが2016年10月に「ディス・タウン」で20位にランクイン。
ハリーが2017年4月に「サイン・オブ・ザ・タイムズ」で4位。
リアムが、先述の通りに「ストリップ・ザット・ダウン」で34位。
ルイは「ジャスト・ホールド・オン」で人気DJスティーヴ・アオキの楽曲にゲスト参加しているだけで(52位)、まだ、本格的なソロ活動に踏み切っていない。5人目となるTOP40入りも、そう遠くない将来に実現可能であろう。そうなると史上初の偉業となる。

こうして、各ソロ活動を振り返ってみると、いち早く脱退したゼインのソロが最も成功しているというのも皮肉である。あのハリーでさえも、まだチャート首位は獲得できていないのが意外である。
ゼインのソロデビューからリアムのTOP40入りまでの期間が僅か16カ月なのに対して、ビートルズでさえも全員のソロ曲がTOP40入りするまでに21カ月(それでも凄い早さだが)なことを考えると、如何に彼らが時代の寵児であることがうかがえる。また、1Dの場合は全員が25歳以下で若いということも特筆すべきだろう。

自分なんかは、こんな記事を書いておきながら、1Dとビートルズを何かと比較する謎の風潮には賛同できないのではあるが、う~ん、何故この両者って何かと比較されるのだろうか?

1Dとビートルズの類似点は記録と人気だけ

英国出身、世界規模のアイドル的人気、ヒット曲が多い・・・・・・と類似点も多いのは認めるが、音楽的な貢献度。ロックやポップの礎を築いたという意味においてのビートルズの功績ほど大きいモノはなく、何物にも変え難い、よく原点であり頂点という表現が成されるが、比較対象にはならない。そう考えると、記録という部分でしか1Dは比較対象にはならないのだ。

そりゃ、音楽不況下において、現代版ビートルズを作りたいという、レコード会社や業界の思惑はあるだろうが、音楽的な比較は不可能だ。時代背景も違ければ、音楽を取り囲む環境も違う。「たられば」論にしかならない。それでも、今後も1Dのビートルズ・イメージ化は続くことだろうが。

(文・ROCKinNET.com)
※無断転載や複製は固く禁ずる。引用時はURL記載必須。

 

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitter でROCKinNET.comをフォローしよう!

ピックアップ記事

  1. アナタが行くヤツ、それ本当にフェス?フジロックが世界の最重要フェス3位に選出!
  2. 遂に日本国内興収100億円突破!『ボヘミアン・ラプソディ』はアカデミー賞を獲れる…
  3. エルレ細美が「待った!」転売野放し・・・チケットだけじゃないライヴ物販問題を考え…
  4. 今年2018年のサマソニがガラガラの異常事態!~その原因を探ってみた
  5. 【大混戦】#TimesUp運動の影響で本年度オスカー主演男優賞はティモシー・シャ…

関連記事

  1. 音楽

    スポティファイの波は日本にも届くのか?

    欧米では、すんげぇ~勢いで拡大中の定額音楽配信サービス!…

  2. 音楽

    ボブ・ディラン自身の歌詞について語る

    初の歌手としてノーベル文学賞受賞となったボブ・ディランの貴…

  3. 音楽

    2016年のマイ・ベスト・アルバム決定!

    ⇒まずは、歴代のマイ・ベスト・アルバムをおさらい英…

  4. 音楽

    第10回 独断で選ぶベスト洋楽 TOP10 2018

    BTS(防弾少年団)の人気が世界規模で拡大。テイラー・スイフト…

  5. ライブレポート

    ホルモン勢力“急”拡大中!(サマソニ2011)

    はい!来ました!マキシマムザホルモン!暑さに臆する…

  6. 音楽

    世界的人気DJのZEDDが永遠に中国出禁!何があったの?

    今年のサマソニでのパフォーマンスも大好評だった世界的DJである…

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

人気の記事

[PR]
  1. 音楽

    アリアナ慈善LIVE「One Love Manchester」を観て感じたこと
  2. ハリウッド

    【SW神話崩壊?】北米で『ハン・ソロ』の興行収入が大コケ!その理由とは?
  3. ハリウッド

    【ヒットの勝算はネット戦略にあり?】恐怖のピエロ映画『IT』が公開第三週で興収首…
  4. ライブレポート

    ポール東京ドーム初日を観た!
  5. ライブレポート

    ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2017 3日目ライヴレポート
PAGE TOP