先日開催されたビバラやJAM等の春フェスでも大活躍だったKEYTALK。
個人的にもロッキンなど行ったフェスでは必ず観るし(彼らが出るから行っているというのもあるが)、初武道館や初横浜アリーナと足を運び、このバンドのエポック的なライヴは必ず観ている。バンドの軌跡を体験できているのは嬉しい限りだ。首藤義勝(Vo/Ba)を中心に作られている楽曲も常に進化しているし、ライヴ栄えすることを敢えて狙ったアゲ曲も多いことから、その人気はまだまだ上がる一方だと思っている。
そんなKEYTALKの魅力?のひとつと言えば、ドラムの八木優樹の存在だ。(この記事では八木氏を可愛い連発するが、念のために断っておくが、俺、あっち(IKKOさん方面)じゃねえからなッ!)
バンドでは“いじられキャラ”なポジションにいる彼ではあるが、可愛いと評判である。おそらくKEYTALKに顔ファンが多いのは、八木氏の存在が由縁であろう。2017年6月9日に満を持して出演したMステでも想定内の八木氏への「可愛い」ツイートが連投したことが物語っている。
KEYTALKがMステに出た時、バルス並みに「八木氏かわいい」現象起きる。想定内だったけど。満面の笑みだったもんな。八木氏かサザンの原坊か、林家パー子か、ちびまる子の山田君くらいだぜ、あんなに笑顔keepできるのは。 pic.twitter.com/Dm1dvfpVO5
— ROCKinNET.com (@ROCKinNETcom) 2018年5月6日
●巨匠に向かって殴るところリスか!笑
●有名なオムスター失踪事件
●ハゲネタにも寛容
うん、確かに顔はいいよ、可愛いよ? それは否定しない。
八木氏の魅力を挙げるとしたら
・可愛い(愛嬌があるという意味)
・童顔
・人の良さが顔に表れている
・いじられキャラ(愛嬌があるに通じる)
・人の悪口を言わなそう(YOUTUBE等でネガティブな発言を聞いたことが無い)
・年上には謙虚(インタビューとかで)
・ドラムは上手い
老若男女から愛される愛嬌。ミスも許される愛嬌。八木氏の愛されキャラは現代社会を生きる上で最強のスキルなのかもしれない。 pic.twitter.com/SvMCMcUqid
— ROCKinNET.com (@ROCKinNETcom) 2018年5月6日
お主、自分が可愛いってことを知っているな・・・
もしや、確信犯だな?アッス! #八木優樹 pic.twitter.com/EKAWfCOywy— ROCKinNET.com (@ROCKinNETcom) 2018年5月6日
やはり圧倒的に彼の他人への悪口を言わない・ネガティブ発言が少ないというところは好感度に大きくかかわる部分ではある。実際に横浜アリーナ公演の際、俺は前から12列目の一番端だったのだが、八木氏はこんな三十路おっさんにも満面の笑みで手を振ってくれたわけで。八木氏も三十路だけど、俺はそのちょい上なので。そういう、愛嬌というのは、他のどんなスキルにも負けないものを持っている。大御所の演歌歌手や政治家のような胡散臭い作られた愛嬌じゃなくて、人間の真から来る生まれ持った愛嬌だ。
ただ、八木氏の魅力は愛嬌だけではない。どんなにKEYTALKが好きとは言え、八木氏のドラムテクニックが実は半端ないことに気付いている人は少ないだろう。KEYTALKといえば四つ打ちだ。バスドラが“ドン・ドン・ドン・ドン”と等間隔に鳴って、このドンとドンの間にハイハットが入れば、あら不思議と昨今流行中の猿でもサークル作って年中踊れる四つ打ちビートの出来上がり。今やベテランのアジカン辺りからだろうか、この四つ打ちが主導権を獲得したのは。その系譜をストレートに受け継ぎ、シーンの中心に君臨したのがKEYTALKである。
けどね、それをキープさせるのって大変で、八木氏って真面目なんだなと思うのは、ちゃっかりキープできてるんすよ。いつ何時、どのフェスで見ても。これって凄いことなんすよ。一見、チャラけてそうな八木氏だけど、実は財布の中の札の方向全部揃ってるんじゃないかってくらいに真面目で几帳面な性格なのかもしれない。ドラムを聞いてると。
これって彼が尚美学園大学で音楽を学んでいた基礎力が鍛え上げられた賜物じゃないかと思うだよね。専攻はジャズを学んでいたとか聞いたことがあるんだけど、ジャズのドラムって音楽の中では最も難易度が高いでしょ。俺もジャズ・ドラムは映画『セッション』くらいでしか知らない世界だから偉そうなことは言えないんだけど、遊びが無いと成立しないんでしょ? けど、八木氏のドラムって遊びがないんだよね。精密機械のように。
KEYTALKの曲が凄く速いから遊んでる余裕が無いというのが正しいのかも知れないけど。八木氏が好きなドラマーとしてtoeの柏倉隆史氏を挙げているのを何かで知ったことがあるけど、感覚的というかフュージョンチックというか、とにかく今の八木氏的アプローチではない。そのくらい八木氏はきっかりしてる。だからこその、柏倉氏のような自由なテクニックに憧れているのかも知れない。八木氏のジャズプレーとか是非見てみたいな~。絶対にうまいと思う。
彼自身も大学時代が最もドラムで悩んでいた時期だと言うので、そこで悩み苦しみながらも得た高度な技術力っていうのが、いまの八木氏のテクニックに繋がってるのかなと。
どうでもいいけど、実は俺のフェス友達で尚美学園の卒業生がいて、八木氏と面識ある人を知ってるって人(要は他人)がいるんだけど、やはり卒業生の間では「八木君、凄いっすよね」って話になっているらしい。
あとは、八木氏の特徴としては椅子が高い(身長168cmにしては。これっておそらく「monster dance」で笛を吹かなきゃならないから余計に高くなってると勝手に予測している)、あとは、ドラムセット全体のチューニングが低い気がする。その理由は分からない。
八木氏の制作楽曲はさほど多くないのだが、個人的に今のところKEYTALK最高傑作だと思っている『HOT』の「キュビズム」は、八木氏らしい攻撃的で良い意味で破天荒さが反映された楽曲で、八木氏の限界はこういう感じなんだろうと思っていた矢先に、最新作『Rainbow』の中の「テキーラキラー」を聞き、作曲力の高さに驚いた。今後はリード曲の制作にも期待したいところではある。
そういう俺が八木氏推しなんだけどな!
オムスターグッズめちゃ持ってます。
3年前のロッキンでオムスターのフード付きタオル着てたら、kidori kidoriの最中に女子高生集団に、「え、男が着てる」と、笑われた過去と恨みを忘れない(笑) pic.twitter.com/K6cdgg6STT— ROCKinNET.com (@ROCKinNETcom) 2018年5月6日
これからも私たちは、こんな八木氏から目が離せないのである。
(文・ROCKinNET.com編集部)
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