楽曲のパクリ騒動は年中起きてることなので何てことはないが、ここまで来ればパクリではなく、もはやカバーと呼んでもいいのでは?というレベルである。
元AKB48のメンバーで、現在ソロとして活躍する板野友美の新曲「Loca」が、今年2019年を代表する大ヒット曲となっているカミラ・カベロが彼氏ショーン・メンデスとした楽曲「セニョリータ」に激似だと話題になっている。
聴き比べてみれば一目瞭然。前奏からパクッテます感全開なのだ。サウンドも随所のコード進行も激似。時折、挿入される「Oh na na」というボーカルもカミラの大ヒット曲「Habana」で多用されている。しかもジャケット写真まで似せてるので、これは敢えて似せて話題作りをしている戦略なのかなと思ったりもしているくらいで。けど、板野がカミラ好きなのは分かったが、真似て本家に劣ってる二番煎じ感がダサい。これなら、ちょい昔、島谷ひとみがジャネット・ジャクソンをカヴァーしたように、正々堂々と日本語カヴァーした方が良かった気もするのだが。
確かに、洋楽のカヴァーは大変な手続きが必要で、楽曲を管理している音楽出版社に該当の外国曲の日本語歌詞と、その歌詞の直訳英語詞が求められるという。これは、もちろん日本語で作られた歌詞がオリジナルを損ねないかの審査になるという。そう思うと、郷ひろみのリッキー・マーティン「Livin la Vida Loca」の「アチ~チぃ~」は、パロディ化され過ぎてる気もしなくもないが(笑)
アイドルに無頓着な身で言うのも申し訳ないが、板野友美の音楽的才能の有無については、別にここで議論する必要も無いと思うので割愛させて頂くが、彼女はAKB所属時から他の王道的なブリブリなアイドルとは異なり、安室奈美恵のように女性のスマートさやカッコ良さを追求するタイプと見受けられていたので(だからモデルとしても活躍してるのだろうし)、周囲も大事に育ててあげればいいのにと感じる。
(文・ROCKinNET.com編集部)
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