映画レビュー

【映画鑑賞日記】デッドプール

dp(C) 2016 Twentieth Century Fox Film Corporation. All Rights Reserved.

マーベルも、もはやネタが尽きただろうと思っていましたが、<下品>というネタで解消するとは思ってませんでした。とにかく<下品>で<ゲスい>です、このヒーロー映画!
まず暴力描写がエゲツない!性的表現が容赦ない!
カメラ目線で観客に語りかけるなど、映画の定石をことごとく覆す、やりたい放題加減!
マーベルの中でも『スパイダーマン』や、『ガーディアン・オブ・ギャラクシー』のアライグマ以上の強烈キャラ誕生です!劇中、『X-MEN』に関する発言が多いですのですが、既に09年の『ウルヴァリン:X-MEN ZERO』に出演してるものの、今後のコラボには期待したいです。

それと何といっても、必要以上にSEXやオ●ニーのシーンも盛りだくさん!イメージするとアメリカのteen男子がポテチ片手に爆笑しながら読み漁る低俗漫画と位置付ければいい。
そんな低俗漫画原作を、一流のハリウッド大作、マーベル・レベルにまで昇華させたのが、この映画なんです。下品なんだけど、かっこいい!グロいんだけど、面白い!エミネムが提供したとされるR&Bがマッチしていて、めっちゃcoolな作品になっています。
しかも、基本はコメディのテイストなので、嫌味がない!

そのほかにも、思わず笑ってしまう小ネタ満載!
特に、ハリウッド映画や、サブカルの知識がある人にはグッとくるネタが盛りだくさんです。
個人的には「リーアム・ニーソンが誘拐された娘を助ける映画が三本も作られたけど、どんだけ間抜けな親なんだ」とか、醜い顔に変形させられた主人公が「人は顔が重要だ!ベッカムだってヘリウム缶と口でセックスした感じなのに」なんて茶化した台詞がベストでした(笑)

 

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitter でROCKinNET.comをフォローしよう!

ピックアップ記事

  1. 【ヒットの勝算はネット戦略にあり?】恐怖のピエロ映画『IT』が公開第三週で興収首…
  2. 【全曲レビュー】桑田佳祐の最新作『がらくた』が凄過ぎた!大衆音楽ここに極まり!
  3. 2017年 勝手に選ぶベスト洋楽 TOP10
  4. 遂に日本国内興収100億円突破!『ボヘミアン・ラプソディ』はアカデミー賞を獲れる…
  5. 【ライヴレポ】ワンオク初の東京ドーム公演で見た“世界基準のバンドの風格”に圧倒さ…

関連記事

  1. 映画レビュー

    群像劇の大傑作『パトリオット・デイ』を観て感じるテロ時代のリアル

    これぞ、刑事映画だと太鼓判を押したくなるような大傑作だった。この映…

  2. 映画レビュー

    帰宅部の高校生観て何が楽しいんだよ?虹色のはずなのに虹色じゃなかった『虹色デイズ』

    中川大志が主演じゃないという前提条件を把握してないと戸惑うことにな…

  3. 映画レビュー

    第10回 独断で選ぶ今年良かった映画 TOP10 2018

    早いもので今年も残り3日!今年はインディーズ作品『カメラを止めるな…

  4. 映画レビュー

    『ジョーカー』現代社会の理不尽さと歪みを叩き出す衝撃作にして大傑作!

    初めて映画で恐怖を感じた。ホラー映画の娯楽テイストの恐怖で…

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

人気の記事

  1. ニュース

    エルレ細美が「待った!」転売野放し・・・チケットだけじゃないライヴ物販問題を考え…
  2. 邦楽

    RADWIMPS「HINOMARU」が物議!ポップ・ソングの右傾化に不自然さを感…
  3. 映画レビュー

    勝手に選ぶ今年良かった映画TOP10 2017大発表!
  4. 映画

    何故「バルス現象」は起きるのか?その理由は日本特有の国民性と風土にあった!
  5. ハリウッド

    『マイティー・ソー バトルロイヤル』を楽しむための豆知識をちょこっとだけ紹介!
PAGE TOP