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【安倍元総理死亡】岡田准一主演作が指摘していた日本の安全意識の低さ



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まずは、大前提として民主国家である日本において、選挙中にテロ行為があったこと、これは絶対に許されない蛮行であることは明確にしておきたい。

安倍晋三元総理が2022年7月8日金曜日、銃撃により逝去された。

故人を偲び、謹んでご冥福をお祈りしたい。私は政治的思想を明確にしていない、時の政権に対しても、是是非非の立場で柔軟な姿勢を貫いている。ただ、長期政権下での腐敗した疑惑から反安倍の立場を取ることは多かった。それでも、とてつもないショックと悲しみに打ちひしがれている。賛同しかねる信条でも、もっと安倍元首相の意見を聞き、議論を深めたかった、暴力は何も解決しないのだから。言論や表現の自由は、民主主義のもとに成立する。暴力とは対峙される、国民の絶対的な権利であり、テロ行為を許さないこと、これは民主国家の大前提である。

事件の解明には時間を要するだろうが、実は岡田准一が主演を務めた「SP」で、岡田が演じる主人公が日本のセキュリティの甘さについて指摘した劇中での台詞が話題となっている。

アメリカじゃVIPが演説する時は銃撃に備えて、すぐ引ける防弾ガラスをVIPと観客の間に立てて置くみたいですよ。いざという時にVIPはそれを防弾用の盾にするんです。それに日本は狙撃対策が無防備すぎますよね。ここなんかどうぞ狙撃してくださいと言っているような場所ですよ。

と日米の警備の違いを指摘。



オバマ元米大統領が演説する際は、防弾ガラスが彼を取り囲んでいた光景を思い出す人も多いだろう。これらは20~40mmの非常に分厚いもので頑丈だという。テロが起きた際に、要人を守る瞬時の行動の助けになることは間違いない。しかし、今回の安倍元総理襲撃事件を見て違和感があった。後ろがガラ空きなのだ。すぐ背後に車が通る異様さ。しかも、誰もそっちの方面を見ていない。
実は、およそ6~7年前になろうか、私の地元にも首相時代に安倍晋三氏が演説に来たことがあったが、その時は、駅から数百メートル先(番地3ブロックほど)で車の通行は禁止。そこから駅まで多くの警官がしっかりガードしていた。至る道路で規制線が張られ、さすがは日本有数のセキュリティと感心したが、今回の事件の手薄さは何だったのか? 日本中を震撼させている事件だけに、犯人への憎悪と、日本の警察の威信や、安全神話が崩れ去るようで、心が痛い。このようなテロリズム後、取締が強化され、行き過ぎた制限が課せられることも危ぶまれる。治安悪化も懸念される、日本が冷静であることを祈ってやまない。

(文・ROCKinNET.com編集部)
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