ニュース

新型コロナウイルスの対抗策をマット・デイモン出演の10年前の映画『コンテイジョン』から学ぶべし



WarnerBros.Pictures/Photofest/ゲッティイメージズ

中国武漢から発生したとされ世界中に深刻な感染拡大をしている新型コロナウイルス。各地のイベントは中止や延期になり、ディズニーランドやユニバーサルスタジオなどの行楽地も休園、遂には全国の公立小中高が休校になり、またマスクだけでなくトイレットペーパーや生理用ナプキンが売り切れるなど日本でも混乱を招いている。日本国内の感染者数は2020年2月29日現在で160人を超え、死者も出ている。世界各国でも感染が広がり、治療薬の特定がなされていないため、まさに世界的な脅威となっている。



この深刻な問題の影響で、約10年前に公開されたマット・デイモン出演の『コンテイジョン』が注目を集めている。監督は『オーシャンズ11』のスティーブン・ソダーバーグ。出演は、マット・デイモンのほか、ジュード・ロウやマリオン・コティヤール、ケイト・ウィンスレットなど実力派俳優が勢揃い(主演はマリオン・コティヤールかな?)。2011年に公開されたサスペンス映画で、接触によって感染する強力な新種のウイルスが世界各地に拡大していき、社会が混乱し人々が異常なパニック状態に陥っていく様子を映し出すという何とも今に通じるようなテーマで描かれている。

先月のiTunes映画のレンタルチャートで上位に食い込むなど再注目されている。10年前の映画がこのようなチャートアクションを見せることは本当に稀だというから、新型コロナウイルスが世界的な関心となっていることが証明されているということでもあろう。



ネタバレ防止のために内容については書かないが、この映画の中に、もしかしたら何かヒントが隠されているかも。ただ映画は虚構である、しょせんは娯楽に過ぎず、現実はそんなに甘くないのも承知だ。
しかし、少なくとも混乱が生じ冷静さを欠いた世界には悲劇しか残らないということが教訓にはなるのではないかと思っている。
治療ワクチンの生成に奮闘するコティヤール演じる女性研究者のように、今も未知のウイルスに挑み続けている研究者は世界のどこかにいると思われる。我々にできることは感染拡大の抑制と何より冷静な判断と行動であり、映画のような惨劇を起こさないことであろう。コロナに関係ないデマ情報を鵜呑みにしてトイレットペーパーを人を押し退けてでも買い漁る様は見てて滑稽だったりするしさ・・・・・・

(文・ROCKinNET.com編集部)
※無断転載・再交付は固く禁ずる。引用の際はURLとサイト名の記述必須。


 

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitter でROCKinNET.comをフォローしよう!

ピックアップ記事

  1. 『娼年』の実写化で性に真剣に向き合った監督と、素っ裸で腰振りまくった松坂桃李に敬…
  2. ピーター死亡?アベンジャーズと違う?話題の映画『スパイダーマン:スパイダーバース…
  3. ELLEGARDEN復活ライヴを観る!10年の活動休止の先にあった変わらない尊さ…
  4. DA PUMPがSMAPの振付をすることが芸能界で衝撃的である理由
  5. THE ORAL CIGARETTES山中がビバラでUVERworld TAKU…

関連記事

  1. ハリウッド

    映画『ジョーカー』狂騒曲~あの階段が新たな観光名所に!近隣住民から反発も~

    空前のヒットとなった映画『ジョーカー』で最も印象的なものとして…

  2. 映画

    【その人気本物かい?】中川大志主演映画『きょうのキラ君』が10位圏外の大誤爆!

    飽和期に差し掛かっているせいか、恋愛漫画原作の映画が意外な…

  3. ハリウッド

    SWのルーク役マーク・ハミルが遂にハリウッドの殿堂入り!往年のライバル映画俳優とバトルも!

    世界興行収入が歴代9位の特大ヒットとなった『最後のジェダイ』を…

  4. ニュース

    ピエール瀧騒動で垣間見えた石野卓球の凄さと日本社会の電気愛

    平成も終わろうとしている今年の三月、日本に衝撃が走った。電…

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

人気の記事

[PR]
  1. ニュース

    【日米LGBT理解度格差】LADY GAGAが「ミス・ゲイ・アメリカ」選出!一方…
  2. 音楽

    PSY「江南スタイル」が持つYOUTUBE再生回数1位の記録を破ったのは!?【最…
  3. 邦楽

    【全曲レビュー】桑田佳祐の最新作『がらくた』が凄過ぎた!大衆音楽ここに極まり!
  4. 映画レビュー

    『娼年』の実写化で性に真剣に向き合った監督と、素っ裸で腰振りまくった松坂桃李に敬…
  5. 邦楽

    第10回 独断で選ぶ素晴らしい邦楽たちTOP10 2018
PAGE TOP