邦楽

新作&全国ツアーが決定した桑田佳祐に付きまとう2つの不安要素とは?

image source:M-ON!Press

新作と五大ドーム含む全国ツアー発表!

今年ソロ活動30周年を迎える桑田佳祐が本格始動する!
まずは、以前からアナウンスされていた新アルバム『がらくた』の発表。前作『MUSICMAN』から6年ぶりの新作に期待が高まる。特に前作は、桑田自身の病で中断、震災前後の制作で混沌とした時期のアルバムであり、その内容は社会風刺と、生命力と満ち溢れた力強い印象を受けたが、この2年間の桑田ソロは歌謡曲回帰もあったり、お得意の身軽なポップもあったりと、いい意味で桑田らしい、自分の原点を辿ったような、「これぞ、桑田節!」というような楽曲が多かったので、非常に楽しみな作品でもある。

今回の新作の収録全15曲の内、既出外の新曲は7曲になる。
桑田いわく「ポップも、歌謡曲も、ブルースも、ロックも、ありとあらゆる要素が無作為に交錯する現代社会の見立てであり、そんな無意味に積み上げられた『がらくた』の中にこそ、物事の本質や素晴らしさが宿っている」というコンセプトらしい。
特に、今年はソロとしては15年ぶりのフェス出演もあることから、どんな進化が垣間見れるのか非常に楽しみである。桑田はフェスに出るたびに、それ用の曲を用意しているからだ。(2002年「ROCK AND ROLL HERO」、2005年「BOHBO No.5」のように)

12年ぶりのロックフェスで歌謡曲大会になるのでは?という不安

実はここでファンの間で不安視されていることが1つある。このフェスでのセトリである。言ってもロッキンは若い世代のロック好き中心の音楽イベントである。ポップ歌手も多く出演してるとはいえ、そんな場で歌謡曲やっては場がシラケるのではという心配。日頃から、近年、歌謡回帰が目立つ桑田に本来のロック回帰を切望するファンも多く、まだフェスをやってもいない状況で、歌謡曲をやるべきか否かの賛否がファン間で分かれるという、異例の議論がはじまっている。ま、盛り上がることは間違えないし、アウェイでの桑田節は楽しみでしょうがないが!

流石は桑田佳祐!圧倒的な動員力!!

また、その新作を引っ提げて5大ドームを含む全国ツアーを展開する!
桑田は2002年にソロで5大ドームツアーを開催。2010年にも5大ドームを含む全国ツアーを行う予定だったが病の為に中止、その後の代理ツアーはアリーナ規模であった。
今回のツアーは、自身ソロ最大規模の40万人以上を動員予定で、規模としてはサザン級。今回で2度目の5大ドームツアーを開催するのも桑田が初めてだというから驚きである。だいたい、そこまで熱しきった(ドーム公演が出来るほどの)人気を誇るアーティスト寿命は4年と言われているが、その10倍の期間を経て、未だに5大ドームを含む10公演をやるというのだから、凄まじい動員力だ。

五大ドームの鬼門「札幌ドーム」の難関をクリアできるか?

簡単に5大ドームと言うが、これは非常に大変な偉業なのである。
ドームを含む全国ツアーは40~50万人規模の動員となる。すると、コアな固定ファン以上に「嫌いではないけど、ライヴには行ってもいい」というライトなファンが大部分必要なのである。ここで、もう1つの不安材料がある。ソロとしての動員力だ。
既に02年に実績があるとは言え、五大ドームを成功させる最大の鬼門が「札幌ドーム」だというのがエンタメ業界の常識となっている。本州に比べて、人口の少なさと、移動の困難さからか、あのSMAPや嵐でさえも、オークションや売買サイトでは、スタンド席のチケットは定価以下でゴロゴロ出回る始末で、目立ちはしないが空席も少なくなかったという。それに、サザンでなくソロで挑む。果たして!

サザン40周年を目前に勢い付く希代のミュージシャン

そんな桑田側の強気な姿勢には感服するが、来年のサザン40周年の前年であるから余計に絶対に失敗は出来ない。正直、芸歴40年を迎えるミュージシャンのやることではない。もはや、和製ポール・マッカートニー、和製ストーンズの域に達しているといって過言ではない。

 

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