中堅芸人の暴言に人気YouTuberヒカルが激怒!
世間が暴言を吐かれたヒカルに同情しなかった理由
YouTuberのヒカルが会食に呼ばれた際に、某中堅芸人Aに「結局、ユーチューバーなんて芸能人のマネごとの、落ちこぼれみたいな。芸能界で売れへんかった子がユーチューバーやってるんでしょ?」などと、ボロカスに言われたことで激怒した動画をアップし話題となっている。この芸人が言うことにも一理あるとは思うが、確かに言い方としては腹が立つものだ。早速、その芸人が誰なのか予想する人が続出している。
ただ、この動画の印象で世間はヒカルに賛同しなかった。
それは、「言っとくけど、お前が30年かけて稼ぐ金をこっちは2~3年で稼いでるからな、舐めんなよ!」という発言に起因しているようだ。
金でしか人の価値を見出せなかった誤算
人間の優劣を金銭的な計りでしか見れないことに反論が飛び交ったのだ。私も同感だ。芸人で成功しているビートたけしやタモリがギャラ自慢をしたことが無いように、本当の成功者は弁えている。それがその人の度量とも言える。UVERworldも新曲「EN」で≪自分自身の価値よりも/金の方が価値があると思ってる奴らは/金の話ばかりをする≫と言っていたが、日常会話でも金の話しかしない人間に、人としての魅力が備わっていない場合が多い。自分を貶されて怒るのも分からなくもないが、その芸人がヒカル自身に何ひとつ勝てていないと言う割に、お金だけしか引き合いに出せなかったこと、その場で反論せずに後になって動画で愚痴ることから、随分と肝っ玉が小さいなと思ってしまった。
テレビで活躍中の芸人たちが即座にネタ祭り
この怒り動画に芸人達が反応。トータルテンボス藤田は「とろサーモン久保田だとか、ノブコブ吉村だと言われるが違うと思う」とコメントし、相方の大村が「絶対に大西ライオンだ」とボケていた。続いて、アルコ&ピースの平子は「これね、俺ですね。逆に、俺じゃない条件の方が少ない。9割方、俺。なんかで飲んだとき、ヒカルさんが実はいたのかなって思うくらい。マルチバースで、平子の可能性が出てくる」と今騒動で最もナイスな自供を披露。さらば青春の光も自身のYouTubeで「この度の会食時に、ヒカルさんのことをバカにしたことを謝罪させてください。本当に申し訳ございませんでした。当時、お酒をたくさん飲んでおりまして、あれは東ブクロでございます」と謝罪会見をしていた。
芸人と愚痴配信しかできないヒカルとの決定的な差
これらの芸人の反応を見て、この騒動でヒカルは、自身が如何に小物であるかを証明してしまった感がある。要するに、YouTuber全般に言えることでもあるが、雑談にせよ内輪ノリだったり、今回のように愚痴る程度のコンテンツしか作れないのである。これら芸人の反応のように、ネタが出てくれば、それに乗って、ファンや視聴者を笑わそうとするのとは違う。YouTuberらが(再生数を稼ぐため)自分のための動画配信をするのに対し、芸人のように単純に他人を笑わせようとする姿勢からして異なる。
ヒカルのテレビ進出は吉と出るのか?
しかし、ヒカルはテレビ進出することを宣言している。
う~ん、厳しいかなというのが本音。
トークに自信があるということだが、これにも疑問を感じずにはいられない。Youtubeはド素人レベルのトークをしても、それを好き好んでいる人にしか見られないので誰からも批判されない。しかし、テレビは日本有数の大企業であるスポンサー、芸能事務所などの関係各所の責任のもとで、トークしなければならない。また、何万人から抜きん出た選ばれし喋りのプロ達が闘っている場所でもある。喋りが少し達者くらいでは通用しない。現に、YouTuberがテレビに出て爪痕残せたのを一度も見たことがない。Netflixで現在人気の『浅草キッド』でビートたけしの師匠演じる大泉洋が「芸があって初めて人前に出れるんじゃねーのかよ!」という台詞が全てを表していよう。
ヒカルも、ルックスは横浜流星を少し残念にした感じだがそこそこ美形であるし、企画力やプロデュース力やマネタイズできるかどうかの嗅覚には長けていると思うが、他人が腹抱えて笑うトークが出来るかは微妙なところだ。適している土俵や、自分の度量を履き違えてはならない。
(文・ROCKinNET.com編集部)
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