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【感動の最終回に賞賛が止まらない!】嫌われドラマから多くの視聴者が熱視線を送る逆転現象!「中学聖日記」が示す脱視聴率時代!




© TBS

最初は嫌われドラマであったが見事に逆転!

これまでも「高校教師」や「魔女の条件」など教師と生徒の禁断の恋愛を描いたドラマはあったが、生徒の年齢設定が中学生ということで幼過ぎてリアリティを感じないと嫌悪感を示す人が続出。視聴率女王である有村架純を起用するも、初回視聴率は6.0%と芳しくない結果となった。
ドラマや映画のストーリーは単調なほど面白くない。だから、主人公たちに「枷」が与えられる。その枷を乗り越えるのが困難であればあるだけドラマに深みが増し、観ている者を虜にさせて離さない。僕が大学で映画を学んでいた時に、プロの脚本家の客員教授に、世の中の恋愛物語は全て「ロミオとジュリエット」を踏襲しているに過ぎないと言われたが、正にその通りで、家系で苦しむロミオとジュリエットの如く「中学聖日記」の2人も社会倫理や法律にもがき苦しんでいた。


この「中学聖日記」は何が問題だったのか?

この「中学聖日記」での枷は、当然ながら年齢という壁に他ならないが、晶が15歳の時にキスしてしまったのは流石に有村架純が可愛いからと言っても許されない。青少年健全育成条例に違反した行為である。しかし、最終回直前で、ビルの屋上で話すだけの2人の元に警察が来たのは、未成年誘拐罪だと思われるが、些か乱暴。この罪は暴力や騙しなどの拐取行為を罰するものだから、そもそもが2人には該当しないと思う。いくら親権者の通報と言えども、立件するには横暴すぎる理屈だ。今、少年法を含み成人年齢の議論が過熱し、22年から18歳を成人とする方が改正されるようだが、ハッキリ言えば、このドラマ(特に後半戦)、22年だと何にも問題が無いのでドラマとして成立し得なくなる(笑)この際、来年春から18歳を成人にしちゃえばいいのにと、聖と晶を見てて感じた。18歳未満は言語道断にせよ、法律が純愛を壊してどうするって。

視聴率では測れない人気度の高いドラマだった

そんな視聴者はもどかしさを感じながらも夢中になっていった。実際に、回を重ねるごとに視聴率も微増傾向にあった。通常のドラマ視聴率の推移は初回から徐々に下がっていくものである。ストーリーが受け入れられた証明である。
同時に見られた「中学聖日記」人気を証明する現象として、YOUTUBE等の動画配信サイトでは次週予告再生回数は毎回200万回に迫る異常な勢いなこと、有料WEBチャンネル「Paravi」でも再生回数は急増したこと。また、「ザ・テレビジョン」独自調査の視聴熱(注目度)ポイント獲得は今期ドラマの中でも断トツのトップ、コンフィデンス誌調査の満足度「オリコンドラマバリュー」でも急上昇と、視聴率だけでは測れない人気を証明する形となった。


人気拡大の理由はSNSが原因だった

そのカギを握ったのはやはりSNSだった。毎週火曜日放送終了後に必ずツイッターのトレンド入りを果たし、その回数は回を重ねる度に大幅に増加、それと同時に注目度も上がっていった。2015年に放送されたフジテレビ系ドラマ「恋仲」でも同様の現象が起きている。当時は月9史上初回視聴率が最低数値だと言われていたが、回を重ねるごとに視聴率も回復。SNSで拡散され、主な視聴層は中高校生などのteenであった。

果たして視聴率だけがドラマ人気の指標なのか?

「中学聖日記」の視聴者は主に若い世代が多かったようだが、センセーショナルな枷が与えられた恋愛物語ほど高齢者よりも若い世代に受けいられていくのは、今の高齢者が今より若かりし頃に同じく夢中になっていただろう「高校教師」と同じ現象なのだ。そもそも高齢化社会において、恋愛物語が成功したなんて話は聞かなくなった。年寄りは若者のラブストーリーに関心なんか持つわけない。そう考えれば「中学聖日記」は制作者側が届けたい世代にきちんと届いており、想定よりも視聴率が低かったにせよ、成功したと断言しても良い。そもそも、若い世代ほど視聴スタイルが従来の視聴率測定に準じたものではなく、有料ネット配信サイト「Paravi」などの利用もあったことから、視聴率だけが指標になる考え方自体が時代錯誤だと思わずにはいられない。


現に最終回を迎えツイッターでは、有村架純と岡田健史が結ばれるに繋がった「平成2018年」というワードがトレンド入りするなどの熱狂ぶり。これは今期ドラマ群で好評だったらしい織田裕二主演の「SUITS」以上の現象といえる。

岡田健史という存在が「中学聖日記」に特異性を与えていた


そして、忘れてはならないのが岡田健史の存在である。このドラマは彼の存在なくして成立しなかった。もちろん、有村架純の演技の巧さに助けられていた部分が大半であったが、このスーパールーキーの特異な存在感が、見飽きた顔ぶれの俳優が並ぶ他のドラマとは一線を画したものにしていたように思える。しかも、ドラマの注目度が上がっていく中で、ドラマ以外の露出を最大限に抑えながらも、最も関心が高まる最終回終了直後に公式インスタを開設するという戦略には脱帽した。僅か3時間で16万人に迫るフォロワーを記録。来年2019年は彼の飛躍の年になることを予感させると共に、現にそうなることを望んでいる。



何より、こんなに心を突き動かされたドラマは久しぶりである。
最終回前週に当サイトの公式ツイッターで「ハッピーエンドじゃないと年越せない」なんて、いい加減な呟きをしたが、それが多くの媒体に取り上げられた。いや、そのくらい自分の中で、この泥沼劇の行く末が引っ掛かっていたもんで。
平成最大級の切なさと感動を体験させてくれて「心の底からありがとう!」と有村架純と岡田健史はじめとする役者陣と制作者に伝えたい。


(文・ROCKinNET.com編集部)
※無断転載・再交付は固く禁ずる。引用の際はURLとサイト名の記述必須。


 

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