今年のゴールデン・グローブ賞で見事ドラマ部門で主演男優賞を受賞したホアキン・フェニックス。彼が受賞した際、会場中がスタンディングオベーションで喝采を贈ってる時に、ビヨンセだけ立ち上がらなかったことが少し話題となっているようだ。
ビヨンセが主要キャラクター「ナラ」の声優を務めた実写版『ライオン・キング』が長編アニメーション部門にノミネートを果たしたことで、夫のジェイZと授賞式に出席。同作品は受賞に至らなかったが、希代の歌姫の存在は会場の中でも、ひと際目立っていたように見えた。
『ジョーカー』自体が世界的なヒットを記録し、ホアキンの切迫した演技に圧倒されたことから、主要な映画賞の行方として注目されていたが(他の候補もアダム・ドライバー、クリスチャン・ベールなど強敵揃いだったため)、ホアキンの受賞が発表され周囲が総立ちでも、ビヨンセだけはずっと笑みを浮かべながらも座ったままだった。ビヨンセの行動は失礼だという声もあがっている。
その時の写真がこちら。
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考えられる理由としては、
この日のビヨンセのドレスが、肩の辺りが金色の大きな装飾が施されているので周囲に邪魔になると思ってのことかも知れないという説(GG賞の会場はディナー形式なので通路が確保されているわけではないため狭い)、またはシャンパンで酔ってる説(心なしか顔も赤く見える)など擁護的な見方もできるが。
もしくは、この日の司会のコメディアン、リッキー・ジャーヴェイスの毒舌で冒頭から微妙な空気感が流れたことは間違いないので、気分的な高揚までしてなかった説や、自分が受賞することが全くなかったので自己顕示欲は強いと思われる稀代の歌姫として純粋に面白くなかった?というネガティブな見方も。
ただ、ホアキンは酩酊してて、この後の受賞スピーチで放送禁止用語連発したので(ホアキンらしいと言ったら「らしい」のだが少し大人げない気もするが)祝福ムードもあらら?って感じにはなった。ビヨンセばかりを責めてる場合でもない。
ホアキンの受賞スピーチは、「皆が知ってると思うけど、僕らの間にはファッキン競争なんてない。僕は君たち(他の候補者)にインスパイアされている。僕は君たちのファッキン生徒だ!」とFワードを口にして他の俳優を称えるたびに、放送は無音となった。
「僕は常に高潔なわけじゃないし、今もたくさんのことを学んでいる。この部屋にいる多くの人たちが、僕に正しいことをするためにチャンスをたくさんくれた。それには心から感謝しています。だけど僕たちは共に、実際に変化を起こすことができると思う。投票するのは素晴らしいことだけど、時には僕たち自身が責任を負って、自分たちの生活を犠牲にしなくちゃ」と自身が日頃行っている環境問題について訴えるようなコメントを残した。
ゴールデングローブ賞を受賞したホアキン・フェニックスの放送禁止用語スピーチが話題ですが、言葉は悪くても言ってることは至極真っ当で感動的なので、まとめてみました。
※分かり易くした意訳なので完全翻訳ではないです#ホアキン #ゴールデングローブ賞 #ジョーカー #ホアキンフェニックス pic.twitter.com/qq1l8TtVXB— ROCKinNET.com (@ROCKinNETcom) January 6, 2020
放送禁止用語満載のスピーチ、これには『ジョーカー』で共演したロバート・デ・ニーロも硬い表情で見守っていた(その時の表情がなんとも怖かったが、笑)
(文・ROCKinNET.com編集部)
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