邦楽

ドリカムアレルギーの言いがかり感が尋常じゃないかと思った件

大前提に特別ドリカムファンでもないことを断言しておく。
「マツコの知らない世界」とかいう番組にドリカムの中村正人(B)が出演したことから“ドリカムアレルギー”という言葉に注目が集まっている。この番組中に、中村は世の中に蔓延するドリカムアレルギーを何とかしたいと思っているとかなんとか。
花粉症というガチのアレルギーで現在、本域で苦しんでる俺から言わせれば、そんな何でも容易くアレルギーなんて付けるんじゃねえよ!と怒り新党ですが・・・それはマツコの違う番組か。

マツコも「嫌いではないけど、何がアレルギーの原因かって考えると、歌詞の世界観ですね。私からすると完全な夢を見させられている感じ。ドリカムは幸せの象徴なのよ」と反応。うん、世の中を斜に構えてるマツコらしい、ひねくれた物の見方だ。

twitterでは
「斜に構えたヤツからするとなんか眩しすぎるんだよな。直視できない」
「『ドリカムアレルギー』じゃないのよ。吉田美和アレルギーなのよ」
「万人受けする曲だったり、前向きとか希望とか夢とかを歌ってるの自体が苦手」
コメントを見てもわかるとおり、吉田美和の歌詞、「愛」「頑張れ」「希望」といったポジティブさに拒否反応を示すようだ。
随分と世の中は捻くれた人間に溢れてるんだな・・・

そもそも、そんなこと言ったらJ-POP全部そうなんじゃないかなと。
夢や希望の代弁がJ-POPの担う最大の義務で、絶望やリアルを歌う暗い曲を是とする風潮は正しいとは俺は思えない。井上揚水の「傘がない」とか、山崎ハコとかが良いってことなのか?
世知辛い世の中ならば余計に、1万回駄目でヘトヘトになっても1万1回目は何か変わるかもしれないと思わないと人生やってらんねえだろ。
また、こういう時にドリカムの流行した時代と、今のさとり世代の差なんて、どうでもいい分析をする専門化が現れるが、馬鹿馬鹿しい理屈に呆れる。思考は世代に表れるのでなく、個人に表れるのだから。今時の若者は論と同じで不毛だ。
出典:http://www.j-cast.com/2017/04/19295966.html

タレントの高感度調査では長年トップだったドリカム神話も崩れてきてるのか、果てや再びドリカムが話題の中心になってることに変わりなく中村の思惑通りか・・・
苦手なのは個人の趣向なので否定はしないが、なんでも否定する風潮や、歌詞くらいでグジグジ言うなと個人的には思った。

 

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitter でROCKinNET.comをフォローしよう!

ピックアップ記事

  1. 『茅ヶ崎物語 ~MY LITTLE HOMETOWN~』からサザンがエロスを歌う…
  2. 【ライヴレポ】ワンオク初の東京ドーム公演で見た“世界基準のバンドの風格”に圧倒さ…
  3. ポール東京ドーム初日を観た!
  4. 実は失敗していたサザンの紅白!ユーミンとの奇跡の共演に助けられ拍手喝采!
  5. RADWIMPS「HINOMARU」が物議!ポップ・ソングの右傾化に不自然さを感…

関連記事

  1. 邦楽

    宇多田ヒカル新作『Fantôme』が素晴らしい!

    日本音楽界に語り継がれる新たな名作誕生!凄くパーソナル…

  2. 邦楽

    RADWIMPS「HINOMARU」が物議!ポップ・ソングの右傾化に不自然さを感じる理由とは?

    つい数か月前に人気デュオゆずが「ガイコクジンノトモダチ」という…

  3. 邦楽

    第11回 独断で選ぶ素晴らしい邦楽たちTOP10 2019

    この時期、恒例企画となりました! 個人的に選んじゃいます、素晴…

  4. 邦楽

    SMAP「世界に一つだけの花」オリコン首位に返り咲く

    解散の衝撃を受けてファンが動いているようである。SMA…

  5. ライブレポート

    安室奈美恵の引退ツアーを観る!世界中の賛美を彼女に贈りたい!

    突然の引退宣言は国民的な事件となった。当然、チケットは争奪戦になっ…

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

人気の記事

  1. 邦楽

    【全曲レビュー】桑田佳祐の最新作『がらくた』が凄過ぎた!大衆音楽ここに極まり!
  2. ライブレポート

    【フジロックレポート】FUJI ROCK FESTIVAL ’18で…
  3. ライブレポート

    ROCK IN JAPAN 2018 4日目(2018/08/12)ライブレポー…
  4. ライブレポート

    COUNTDOWN JAPAN 1718 4日目ライヴレポート
  5. ハリウッド

    今夏最大の話題作『パワーレンジャー』に同性愛描写で再び波乱の予感
PAGE TOP