邦楽

何故、サザンは政治を歌ったのだろうか?

恋をテーマにした夏曲とか、お家芸ともいえるアッパーなエロ曲を書くことなんて、桑田佳祐にとったら容易いことなのは言うまでもないけど、新曲「ピースとハイライト」は、日本が今抱える韓国・中国との外交問題をテーマにした社会的なポップ・ソングでした。

サザンのような大衆バンドは、それこそ単純明快なサマー・ポップ・ソングであった方が、大衆に受け入れやすいわけで、そこを敢えて避けたのには意表をつかれた印象がぬぐえません。

俺が個人に勝手に妄想しますが、これがいつもの通り、夏だの海だの湘南だの歌ってたら、いわゆるTUBE的というか、鮮度を失っていくんだろうなと。
絶妙なタイミングでこういう変化球を投げることが、35年もの長きに渡って、シーンの最前線を貫く秘訣なのかも知れない、それを狙ってかどうかは知りませんが、成立させ、且つセールスを上げるってことは単純に凄いことだなと思いました。

 

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitter でROCKinNET.comをフォローしよう!

ピックアップ記事

  1. 実写化史上最も成功していると言って過言でない『美女と野獣』に感動する
  2. 2017年 勝手に選ぶベスト洋楽 TOP10
  3. サンボマスター vs My Hair is Bad 男どアホウ夏の陣!日本ロック…
  4. アナタが行くヤツ、それ本当にフェス?フジロックが世界の最重要フェス3位に選出!
  5. ロッキンにサザン13年ぶりの降臨!昨年の桑田ソロに引き続きフェスに出る意味とは!…

関連記事

  1. 邦楽

    安室奈美恵の引退への想い~安室という現象が現代の日本女性像を変えた~

    突然のことに言葉を失う。安室奈美恵が引退を発表した。ここで彼女…

  2. 邦楽

    DA PUMPがSMAPの振付をすることが芸能界で衝撃的である理由

    正直驚いた。TBSが毎年OAしている特大音楽番組「音楽の日」に…

  3. 邦楽

    ワンオクTakaが日本ファンに苦言

    昨年のロッキンでは他のどのアーティストよりも盛り上がったし、同…

  4. 邦楽

    UVERworldの男祭り遂に東京ドーム実現!でも女性CREWからブーイング?

    最近のUVERworldは本当に凄い!!我々のドンピシャ世…

  5. 日記

    ネット批判が完全正義な世は如何に~後編~

    今回のサザン騒動も真意からだい~ぶ離れていって、批判だけが…

  6. 邦楽

    サザンは何故ビートルズの王道中の王道「HELP」を歌って許されるのか?

    春から長く続いていたサザン史上最大規模の全国ツアーを日本武…

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

人気の記事

  1. ハリウッド

    2018年も大活躍間違いなし“次世代イケメン俳優”を青田刈り!
  2. ハリウッド

    【追悼】アメコミ界の巨匠スタン・リー逝去~映画カメオ出演を振り返る~
  3. 映画レビュー

    『茅ヶ崎物語 ~MY LITTLE HOMETOWN~』からサザンがエロスを歌う…
  4. 映画レビュー

    果たして労働は悪なのか?『ちょっと今から仕事やめてくる』に見る現代社会の新価値観…
  5. ハリウッド

    【ヒットの勝算はネット戦略にあり?】恐怖のピエロ映画『IT』が公開第三週で興収首…
PAGE TOP