邦楽

ビバラでマナー違反の批判相次ぐ!オーラルファンが飲酒やマスク無しで大騒ぎ?



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コロナ禍で開催されたビバラでマナー違反者が!

今年のゴールデンウィークは、まさにドタバタであった。新型コロナの変異種拡大により三度目の緊急事態宣言やまん延防止等措置が発令され、外出自粛要請が出る事態になった。これに頭を悩ませたのは、春フェス開催者と参加者だろう。どのような感染対策が正しいのか答えが分からない中での開催、参加する側も自分の行動は正しいのかを自問自答している声は例年に比べ多かった。

毎年五月の大型連休に、さいたまスーパーアリーナで開催される「VIVA LA ROCK」も例外ではなかった。特に屋内会場ということで、主催側は、かなり頭を悩まれたことと思う。それでもビバラに訪れた観客の大半が、マスク着用や声出しの禁止などの事細かなルールを守り、安心安全なフェスが開催されたと思われる。一部を除いては・・・・・・

THE ORAL CIGARETTESのファンが飲酒?マスク無しで大騒ぎ?

問題は初日だった。

マスクを着用せずに大騒ぎ、禁止されている飲酒をする、しかもその様子をツイッターで公開する(筆者もアカウントを確認済み)など目を疑うような光景が見られたという報告でSNSは荒れた。ただでさえ音楽イベントの開催の是非が問われている昨今、開催するという主催者側の英断を踏みにじるような断じて許されない行為である。それがTHE ORAL CIGARETTESのファンだという情報まで流れた。迷惑行為を行っていた人達が身に付けていたのがオーラルのライブグッズであったからだ。感染対策をしっかりした上で開催したはずなのに、いとも簡単に規則は破られた、まさに本当の意味で「番狂わせ」である。


※画像はイメージです(京都大作戦中止に伴うユニバ大作戦のライブキッズ)

確かに近年のフェスではオーラルのファンは目立つ!
シャツが派手で目立つこと(デザインはかっこいいと思うが)、あとは、人気に比例して人数が多いことも上げられよう。そして何故か全体的にギラついてる。オーラルの芸風でもある、俺らが一番だ!という前のめりな感じが、そのままファンに投影されているのか? どことなく、邦楽フェスは俺たちが中心だぜ感が半端なく、実際にマナー違反がオーラルファンであることが明らかになった時に「やっぱりね」というコメントが少なからずあったのも事実である。誤解しないで欲しいのは全員が全員悪いのは当然なく、ほんの一部の悪目立ちしているファンの存在が濃すぎて、印象付いているということだ。ファン全体批判をする気はないことだけ、断言しておく。

オーラルは今や自身のキャリアの中でも絶頂期といって過言ではない時期に来ているように感じる。フェスでも欠かせない存在だ。だから、好きなバンドが飛ぶ鳥を落とす勢いだからこそ、自分たちにその勇姿を投影しがちなのも分かる。しかし、その勇ましさと規則を守らないは結びつかない、そこで下らない反抗的行為に走るのは、バンドの活躍に泥を塗るような行為だという自覚はすべきである。


バンド側も反応!ファンとしての在り方を考える!

この件にはヴォーカルの山中拓也は即座に反応した。
ファンクラブのブログにて今回の件について触れている。有償コンテンツなので内容を記すわけにはいかないが、内容を噛み砕けば、あくまでファンを大事にしたい思いと、グッズを身に付いていることの自覚を促したり、一部の人間のせいで全体が悪く言われてしまうことを憂うように綴っていた。ファンに寄り添った意見であり、バンドマンが発するものとしては正しいと感じる。もちろん、一部のマナー悪いファンの言動でバンドを責めるのは違う。
ましてや、このような浅はかな行動をするファンは熱心的とも思えず、たまにフェスで見たりワンマンライブに参加する程度のライトなファンである可能性も否定できない。きっと、ヤマタクのブログも見てないだろう。

過去にも似た例が!~2006年の矢沢永吉の謝罪文~

これに似た例が、かつてあった。2006年の「ROCK IN JAPAN」に出演した矢沢永吉である。初登場ながらフェスの大トリを圧巻の永ちゃん祭りで締めくくった御大。だが、蓋を開けてみると当時のネットは矢沢ファンへの批判が渦巻いた。場所取りや、他のバンドのファンに絡むなどのマナーの悪さが際立ち、矢沢本人が「なんでこんなことになったのか?」と、公式サイトに謝罪文を出すまでになった。あれだけ素晴らしいパフォーマンスをしたロッキン史上伝説的な一夜もファンの悪行により後味の悪いものとなりえる。


春フェスの成功が今後の音楽イベント開催の道標だった

ファンはバンドの鏡であると言われる。
こちとらロックバンドのファンである、やたら行儀の良いのも肩が凝るってもんだ。しかし、今回のビバラでいえば、コロナ禍での開催という有事のフェスの在り方が問われているタイミングだっただけに、余計に参加する者のマナーは問われていた。それは、春フェスの成功という一過性な物では無く、今後の夏フェスなど、どうすればコロナ対策に遅れを取っているこの国でフェスが開催できるかの提示になるからだ。飲酒を禁じても、外で飲む、水筒にアルコールを入れて持ってくる、マスクを外して騒ぐ。決してコロナ禍で許される行為では無い、これがきっかけで感染が拡大したら、フェスでのクラスター発生という烙印が押されてしまう。結果、自分たちで居場所や、夏以降の開催の可能性を狭めてしまうということはハッキリと言いたい。

コロナ対策を怠る者への罰則を独自に設けるべき

もはや、一定の違反者が出てくることが判明した以上は、マスクしないとか隠れて飲酒をするなど、感染対策に反するような違反者は、即退場の上、身分証の提示でもって個人を確認し、今後チケットを購入することができないくらいの厳しい罰則を与えるというアナウンスをすべきに思える。有事でもマナーが守れないなら今後どんなケースでも協力的になるとは思えないからだ。

(文・ROCKinNET.com編集部)
※当記事の著作はROCKinNET.comに帰属し、一切の無断転載・再交付は固く禁ずる。



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