日記

桑田佳祐の謝罪

桑田佳祐が謝罪した。
謝罪文の話ではない、桑田本人から直接言葉として聞いたのだ(ラジオ番組にて)。

謝罪文と違い、桑田の言葉にはアーティストとしてのプライドを感じた。
紫綬褒章に関しては徹底謝罪、しかしその他の誤解に対しては譲らなかった。
それでこそ、表現者であり、アーティストである!少し救われた気すら覚えた。

謝罪文が出た時に一部の作家は口を揃えた・・・「その程度の批判精神か」と。
しかし、そもそも、今回の騒動で桑田佳祐は何も批判していない。
「ピースとハイライト」は愛と平和を歌った曲で、紫綬褒章を冗談にし、照れ隠しで髭をつけた。
今さら賛否を言うつもりはないが、政治的意図などもなければ、何のポリシーもなかった。
明らかに世間が騒ぎ過ぎ、批判が一人歩きした。

俺としては、あの程度の発言や緩い風刺で謝らなければならない風潮が、まず息苦しいし、もっと言えば、ネット上の批判の便乗や、ストレス発散のために、愛国や天皇陛下を口実にしてるのならば、それこそ不敬そのものではないだろうか?と思っている。

それでも桑田は謝罪すべき部分に関して謝罪した。何故か?
サザンは事務所やレコード会社の関係者をはじめ、スポンサーなど守るべきモノが大きいのは言うまでもない。桑田はサザンとはバンド名でなく、プロジェクト名だという旨のことを、よく言う。膨大な数の人間がサザンで動く。桑田には、それを守る責務がある。今回の謝罪は、そういった意味合いだと思う。それ以上のことは必要ない。

 

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitter でROCKinNET.comをフォローしよう!

ピックアップ記事

  1. 2018年も大活躍間違いなし“次世代イケメン俳優”を青田刈り!
  2. 2017年 勝手に選ぶベスト洋楽 TOP10
  3. UVERworldの男祭り遂に東京ドーム実現!でも女性CREWからブーイング?
  4. 『いぬやしき』興行失敗で垣間見える漫画原作映画の限界~世間はエグさに飽きている
  5. 【追悼】アメコミ界の巨匠スタン・リー逝去~映画カメオ出演を振り返る~

関連記事

  1. ライブレポート

    Mr.Children25周年東京ドーム公演で感じた邦楽の良心

    圧倒される三時間強だった。冒頭から有名曲の連続。「CENTER O…

  2. 日記

    1年

    よりによって、去年の3.11に38度以上の高熱を出し、会社から這いつく…

  3. 日記

    【発表】俺が勝手に選ぶ今年のベスト・アルバムはこれだ!

    今年も1年の音楽を振り返るシーズンがやってまいりました!まずは、今…

  4. 邦楽

    遂に始動!桑田佳祐が自身初となるEPでソロ4年ぶりパッケージリリース!

    実はパッケージでの新曲リリースは実に4年ぶりと…

  5. 日記

    プール

    最近プールを始めました!さすが俺は不摂生の帝王、クロー…

  6. 邦楽

    Base Ball Bear 湯浅(Gt)が脱退!

    衝撃なのと残念な報告です!Base Ball Bear…

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

人気の記事

  1. 音楽

    ジャスティン・ビーバー新曲のスペイン語が歌えず大ヒンシュクからのブーム化
  2. 音楽

    遂に雪解けの予感?それでもオアシス再結成が無いと言い切れる理由とは!
  3. 映画

    『いぬやしき』興行失敗で垣間見える漫画原作映画の限界~世間はエグさに飽きている
  4. 映画

    是枝監督『万引き家族』がカンヌで最高賞!カンヌにおける日本映画の歴史と、今回の受…
  5. 音楽

    アリアナ慈善LIVE「One Love Manchester」を観て感じたこと
PAGE TOP