映画レビュー

【映画鑑賞日記】劇場版 動物戦隊ジュウオウジャーVSニンニンジャー 未来からのメッセージ from スーパー戦隊

karimain_hosoda「ジュウオウジャーVSニンニンジャー」製作委員会 ©石森プロ・テレビ朝日・東映AG・東映

個性派二大ヒーローの共演に本能覚醒で大興奮でした!
VSシリーズは既に戦隊最終回の冬公開映画として恒例なわけですが、今回のように本格的にVSしてる(闘っている)のは無かったようです。
正義と正義の戦いというのが非常に面白い視点で、子供映画なので、そこまで複雑な理由であるべきではありませんが、その単純明快さが逆に良かった、無駄に複雑な設定にした挙句に脚本がとっ散らかった『バッドマンvsスーパーマン』よりも数段面白かったです(笑)

二大ヒーローが相見えることで、両者共倒れになってしまい、戦隊ヒーローの歴史が終わってしまうところまで触れており、40周年を記念する戦隊映画として役割をきちんと担っています。
それでも結局はベクトルは未来へ向かっており、子供映画としての希望描写にも余念がありません。大和の「スーパー戦隊の歴史は俺達が繋ぐ」というセリフに痺れました。この子(中尾暢樹)は最初から思っていましたが、演技が上手い!
松坂桃李や千葉雄大級の人気俳優になるだけのルックスと演技力とカリスマ性は持っていると思います。本当に今後に大きな期待のかかる俳優さんだなと思いました。

また、戦隊は愛されているシリーズだと感じれたのが何よりです。それは、会場の反応が物語っていて、例えば、みっちゃん(ザ・ワールド)のネガティブ発言が出たら皆が笑う・・・定番なところで制作者が意図した反応が返ってくるというのは、この一年間、テレビや雑誌、ネット・SNS、舞台ショー等を通じて一緒に育んできた、ジュウオウジャーに対する愛着あってこそのことで、これっていうのは本当に凄まじいことであって、ファンとヒーロー(タレント)の間柄として究極なところまでいった理想像でもあります。

 

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitter でROCKinNET.comをフォローしよう!

ピックアップ記事

  1. 遂にNYタイムズ誌まで?ガキ使の黒塗りメイク批判は行き過ぎだと思う理由!
  2. 【速報レポ】My Hair is Badの初武道館公演を観る!椎木が提示した正し…
  3. 初の武道館公演を控えるマイヘア椎木ってナゼ好かれるのか?彼の魅力を挙げてみる!
  4. 『いぬやしき』興行失敗で垣間見える漫画原作映画の限界~世間はエグさに飽きている
  5. 【全曲レビュー】桑田佳祐の最新作『がらくた』が凄過ぎた!大衆音楽ここに極まり!

関連記事

  1. 映画レビュー

    『仮面ライダー平成ジェネレーションズ FINAL ビルド&エグゼイドwithレジェンドライダー』少し…

    平成に入って仮面ライダーが大人の物になった。以前、「超英雄祭」とい…

  2. 映画レビュー

    『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』ハリウッドと日本映画の差を感じざるを得ない圧倒的娯楽作!

    日本のゴジラが人形劇に思えるくらいに力の差を見せつけられた気がした…

  3. 映画レビュー

    群像劇の大傑作『パトリオット・デイ』を観て感じるテロ時代のリアル

    これぞ、刑事映画だと太鼓判を押したくなるような大傑作だった。この映…

  4. 映画レビュー

    人種差別の本質を鋭くエグるリー監督最高傑作『ブラック・クランズマン』

    時たま衝撃を得る映画を観ることがある。自分が理解していると勘違いし…

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

人気の記事

[PR]
  1. 映画レビュー

    『スター・ウォーズ 最後のジェダイ』の功績は神話をオリジナリティをもって進展させ…
  2. ニュース

    【歌姫から伝説へ】安室奈美恵に25年分の感謝を!さよなら、ありがとう安室ちゃん!…
  3. 映画

    ピーター死亡?アベンジャーズと違う?話題の映画『スパイダーマン:スパイダーバース…
  4. ライブレポート

    【速報レポ】My Hair is Badの初武道館公演を観る!椎木が提示した正し…
  5. ライブレポート

    ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2017 3日目ライヴレポート
PAGE TOP