音楽

第10回 独断で選ぶベスト洋楽 TOP10 2018

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BTS(防弾少年団)の人気が世界規模で拡大。テイラー・スイフトが民主党支持表明で大騒動。若きラッパーXXXテンタシオンが20歳で射殺される。ボブ・ディランがフジロックのために来日。Avicii逝去。ジャスティン・ビーバーが結婚。テイラー・スイフト最新ツアーで史上最高興行収益記録。カディ・Bとニッキー・ミナージュ大喧嘩。ドレイクやポスト・マローン、ケンドリック・ラマーなど全米でラップが軒並みヒット。
毎年恒例の俺が勝手に選ぶベストソングも今年で10回目!
2018年も、いろいろあった世界の音楽シーン。そんな激動の中で独断で10曲に厳選した素晴らしき楽曲を紹介しちゃいます!

第10位「One Kiss」Calvin Harris, Dua Lipa
EDMが完全にシーンのど真ん中から外れ端に追いやられた現代において同ジャンルの王者は90年代のハウスに古典回帰し方向転換に見事成功したようだ。懐かしさもヒシヒシと伝わって来る極彩色的なサウンドは正しく今後のダンス・ムーヴメントを象徴しているかのよう。デュア・リパのセクシーな佇まいと歌声が夏の男女の妖艶な心情を表した同楽曲によく合っている。

第9位「I Like It」Cardi B, Bad Bunny&J Balvin
今めっちゃ流行しているラテン音楽に傾倒したラップと、女性権利向上の風潮と逆説的に《Now I like dollars, I like diamonds》と、世俗的な女の欲望に忠実な歌詞が痛快で気持ち良い。流石はストリッパー等を経た苦労人。今年は彼女の年だったといって過言ではない!

第8位「Younger」Ruel
天が二物も何物も与えちゃった若き天才。これで15歳だというのだから驚きだ。ソングライティング・スキルと歌声をエルトン・ジョンが絶賛したのも納得。大人になった今の自分が聴いても、時を大事にしようと思ったと同時に、過ぎた時を思い切なくなる青春ソングの名曲。

第7位「Thunderclouds ft. Sia, Diplo, Labrinth」LSD
ディプロ、シーア、ラビリンスという現代の音楽シーンを代表する天才が集えば良い物が出来るのは当たり前って例(笑)印象的なベースラインのリフと、メランコリックなアコギ音とアナログで古典的なサウンドながら、何故か斬新性を覚えるのはメロディが成す業か?何度も聴きたくなる中毒性もたまらない。

第6位「Give Yourself A Try」The 1975
マシュー(Vo)がヤク中で心配だったが「もう大丈夫」と確信できた曲。そのくらい高クオリティ。アレンジメントされたピアノとトランペットが心地良い。加えて、絶妙な間で入るハイハットと、四小節末に入るスネア音に心揺れる。ニューウェーブを独自に解釈して2010年代ロックに昇華させた彼らはやはり時代の寵児。歌詞の批判性も良き。


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第5位「Come On To Me」Paul McCartney
この人の才能は枯渇しないのか。最新作『エジプト・ステーション』はポールのセルフ・カヴァーとも言える原点回帰的な楽曲が多かった。しかし、古臭くない。世界中の誰よりも普遍性を持ってるからだ。それこそポールでありビートルズ。ウイングスや『サージェントペパーズ』を聴いてるかのような多幸感に溢れた曲。この王道感、大好きだ。

第4位「Dance To This ft. Ariana Grande」Troye Sivan
こういう楽曲を聴いてると如何にアメリカの音楽がEDMからの完全脱却と多様的な方向に向かってるかが窺い知れる。何とも形容しがたいメロウな余韻に酔いしれるダンス・ナンバー。まるで夢心地。トロイのようなジェンダーレスが今後数年間のトレンドになるのは明白だが、彼はその筆頭的な存在になると思う。

第3位「How Long」Charlie Puth
今をときめくチャーリー・プースの楽曲に共通して言えることはポップにせよR&Bにせよ真新しさよりも王道的なこと。既聴感を利用したモダン・ポップの潔さとキャッチーさが大衆ポップとしては完璧で果てしなくグルーヴィー。バラードにせよ、ミドルテンポにせよ、どの楽曲もどこか切ない旋律が美しい。

第2位「No Tears Left To Cry」Ariana Grande
昨年2017年に起こったマンチェスターでの悲劇的な事故からの復活を意味した歌詞のひとつひとつに強い意思を感じる。テロに屈しないアリアナの変わらない圧倒的な透き通った歌声に胸打たれる。ただならぬ決意を大袈裟に盛大に歌い上げるのではなく、身軽なポップとして表現するのだから彼女は強い、また、その勇ましさが美しい。

第1位「Pray For Me」The Weeknd, Kendrick Lamar
年間多くの楽曲を聴いてる中で瞬間的に惹かれる楽曲というのがある。今年は断トツでコレだった。革新的で先進的なサウンドがめちゃくちゃカッコ良い!エレクトロニックなサウンドのリフが終始心を掴んで話さない。《世界と戦う 君と戦う 自分とも戦う 神とも戦うよ、だから教えて 重荷はあとどれくらいだ?》と言ってるように、ケンドリックの現代アメリカとの対峙を正面から描いているところに最大の賞賛を贈りたいのと、これが2018年の音楽なんだって納得する。

こんな感じになりました。賛否あるでしょうけど、あくまで独断のランキングということでご了承下さい。
新進気鋭の素晴らしい才能が次々に誕生する一方で、ポールのようなベテラン勢の新譜にも感激した年だったかなと思います。BTSの世界的な人気はいつまで続くのか、すっかり求心力を失ったロックに救世主は現れるのか? ノエルとリアムはいつまで兄弟喧嘩してるのか、2019年も世界の音楽シーンから目が話せません!

(文・ROCKinNET.com編集部)
※無断転載・再交付は固く禁ずる。引用の際はURLとサイト名の記述必須。

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