何と言っても俺は照美フリークである。
幼き頃に家のラジオから「やる気MANMAN」が流れてきて、物心付いた時には既に吉田照美の声は生活の一部となっていた。ラジオにネタを投稿し数回ほど読まれたのは少し誇れることだと思っている。そのくらい愛着がある番組であったし、現にラジオ番組ながらテレビをも凌駕する内容で純粋に笑えた。小俣雅子との掛け合いも面白かったし、下ネタも過激だったし(笑)
余談だが、ラジオネームを「やるMAN子倶楽部」にして(俺世代ではないが吉田照美が昔「夕焼けにゃんにゃん」に出てたとのことで、おニャン子倶楽部とやるMANを合体させただけだが、そのまま続けて読むと「マ○コ」となり放送禁止用語になってしまう)「25歳にもなって、こんなことするなよな」と吉田照美に怒られたこともあった(笑)
「やるMAN」は日本ラジオ史上ダントツの記録となる聴取率V55を達成した怪物番組だ。
従来AMラジオの昼の帯番組の主流だった老人向けの雰囲気とは一線を画し、深夜ノリでふざけた企画を昼間にやって若年層を取り込み、AMの印象を変えた功労者でもある。
井上陽水、ミスチルの桜井和寿、福山雅治、クレヨンしんちゃん作者である故・臼井儀人など、やるMANファンを公言する著名人も多かった。
その後は、朝の番組を経て、現在は「やるMAN」と同じような番組を夕方やっている。
その番組が来春に終了し、その後の帯番組は無いとのこと。文化放送は「世代交代」「後身育成」などと言っているが、この局の判断は時に大きく外れる。文化放送を約40年も人気と実績で支えた吉田照美という功労者を切るなんてことは人として許せないのと、リスナー離れを助長するだけに思える。この声が毎日聞けないと思うと、非常に寂しい。老若男女に関わらず、多くのラジオフリークに愛された、紛れもなく吉田照美は「ラジオの帝王」である。
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