テレビ・芸能人

「恋仲」が狙ってる冒険は間違えていない

koinaka2

視聴率不振が叫ばれる月9の「恋仲」ですが、実際に見ていて思うんだけど、そんなに悪くもないんですよね。視聴率が出た後に、結果論で「古臭い」「どっかで見たことある」なんて稚拙な批評を論じてるテレビ評論家がいたことに呆れ返っていますが、このドラマの制作意図も、成している“ある種の冒険”も決して間違えてるとは言い切れないと思う。

番組プロデューサーが言う「最近は比較的年齢層が高い視聴者に向けたドラマが多い」。
確かにここ数年のヒットドラマと言えば「家政婦のミタ」「半沢直樹」(共に未視聴だが)など、中年層がターゲットのドラマばかり、月9本来が狙うべき層とは異なる。
それでも若年層を意識した恋仲を制作したのは「そうしないとテレビドラマが終わってしまうと思うから。年齢層が高い視聴者に向けたドラマが視聴率を取っていたとしても、それがブームになっているかというと違う。いつの時代も、ブームや文化は若い人たちが熱狂して作っていくものだと思う。しかし、今の若者は月9=恋愛ドラマという認識がないかもしれない。なら、原点に返る必要がある。それが、恋仲である。」

あまりに真っ当で、全くもってその通りな意見である!
恋愛漫画原作の映画が軒並みヒットしているという、現実的なブームが物語っている。
そう思うと、視聴率以上の冒険価値が、このドラマにあると個人的には思っている。

 

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitter でROCKinNET.comをフォローしよう!

ピックアップ記事

  1. 実は失敗していたサザンの紅白!ユーミンとの奇跡の共演に助けられ拍手喝采!
  2. 年収50億のジョニー・デップが破産寸前な理由とは!~お金について考える
  3. マーベルが『ブラックパンサー』でヒーロー映画初のアカデミー作品賞を獲得するために…
  4. ロッキンにサザン13年ぶりの降臨!昨年の桑田ソロに引き続きフェスに出る意味とは!…
  5. 『娼年』の実写化で性に真剣に向き合った監督と、素っ裸で腰振りまくった松坂桃李に敬…

関連記事

  1. テレビ・芸能人

    SMAP解散

    列島激震!リオ五輪もポケモンGOもジャスティンビーバー…

  2. テレビ・芸能人

    テレ朝スーパー戦隊の放送時間変更の暴挙は吉と出るか?

    テレビ朝日が今秋の編成で、日曜日の朝の時間帯にテコ入れをすることを…

  3. テレビ・芸能人

    NHK「第1回明石家紅白」を見て

    明石家さんま、ここにあり!流石です!さんまが歌番組をや…

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

人気の記事

[PR]
  1. ライブレポート

    ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2017 3日目ライヴレポート
  2. 映画レビュー

    果たして労働は悪なのか?『ちょっと今から仕事やめてくる』に見る現代社会の新価値観…
  3. 映画

    『いぬやしき』興行失敗で垣間見える漫画原作映画の限界~世間はエグさに飽きている
  4. ハリウッド

    『マイティー・ソー バトルロイヤル』を楽しむための豆知識をちょこっとだけ紹介!
  5. 映画レビュー

    実写化史上最も成功していると言って過言でない『美女と野獣』に感動する
PAGE TOP