日記

J-POPの理想郷に到達したサザン新作「葡萄」をがっぷり四つで聴く!

sasbudo

桑田佳祐の音楽とは?この問いかけに俺は日米の共同体と答えていた。
ディラン、ビートルズ、クラプトンに影響を受け、その洋楽的要素を日本人として解釈し作詞作曲を成し遂げ、結果、今日のJ-POPの礎を築き上げた功労者に間違えない。

しかし、今回の10年ぶりの新作「葡萄」は歌謡曲回帰を目指したと桑田は言う。
日本人として日本人の音楽的原点に戻るという意味で。
今までのサザンと比べて、明らかに英詞が異様に少ないことに気付く。
なもんで、どんだけ老衰した作品になるか正直不安だった(今更、歌謡曲と言われても・・・)
けど、フタを開けてみれば・・・思いっきり2015年にアップデートされていてホッとする。
しかも、どこか攻撃的である!やはり、サザンはこうでなければいけない!
熱い砂浜の上の男女の恋の夏POPを歌うのは容易であるが、今のサザンがそれをしないことが流石である、時代の潮流に従って変化するのがサザンの凄まじいところである。

桑田は自らをガラケーと表現し、ガラケーでも使ってない機能はあるとし、その新たな可能性に賭けた。ONE OK ROCKが書けないような歌詞で勝負しなければと、ガラケーの意地を見せた。その結果が今回の傑作を生んだ。全邦楽ファン必聴!

 

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitter でROCKinNET.comをフォローしよう!

ピックアップ記事

  1. UVERworldの男祭り遂に東京ドーム実現!でも女性CREWからブーイング?
  2. ノエル兄貴「ロックが衰退したのは『フレンズ』が原因」と独自の分析を披露!
  3. 『いぬやしき』興行失敗で垣間見える漫画原作映画の限界~世間はエグさに飽きている
  4. 『君の名は。』のハリウッド実写化が失敗すると断言したい理由
  5. 実写化史上最も成功していると言って過言でない『美女と野獣』に感動する

関連記事

  1. 邦楽

    afocの佐々木が母校凱旋って・・・俺の後輩だったのかい!

    もう秋っすね~。キンモクセイが臭くて倒れそうです・・・…

  2. 日記

    ネット批判が完全正義な世は如何に~後編~

    今回のサザン騒動も真意からだい~ぶ離れていって、批判だけが…

  3. 邦楽

    バンプ新曲「虹を待つ人」MV公開

    惜しくも行けなかった8月9日のQVCマリンフィールドでのスタジ…

  4. 邦楽

    フェス初出演を経て勢い付くUVERworldが半端ない!

    今年のロッキンでバンド史上初となるフェス出演をしたUVER…

  5. ライブレポート

    BUMP OF CHICKEN 20周年記念ライブを観る!

    今日のコンセプトの根底には仲間との「共有」があったように思…

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

人気の記事

[PR]
  1. 音楽

    【この夏も話題独占】ジャスティン・ビーバーの恋愛遍歴を振り返り!
  2. ライブレポート

    METROCK 2017 1日目完レポ
  3. ライブレポート

    COUNTDOWN JAPAN 1718 2日目ライヴレポート
  4. 映画レビュー

    『茅ヶ崎物語 ~MY LITTLE HOMETOWN~』からサザンがエロスを歌う…
  5. ニュース

    【フジから若者が消えた?】フェスの“聖地”フジロックが中高年化している問題。若者…
PAGE TOP