映画レビュー

マーベル史上最高傑作更新!『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ 』が面白すぎる!

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最近のコミックヒーローは大変だ。
単純に悪者を倒して、めでたし!めでたし!だけでは済まされないほど事情は複雑。戦いの過程で破壊した街や犠牲者のことまで考えなければならないのだ。
完全なコミックの世界という虚構に、こういったリアリティを加えることで、より話に円熟味が増すものの、単純な<勧善懲悪>で終始するだけでは許されなくなっている。
『バッドマンvsスーパーマン』の冒頭にも通じる物事の捉え方でもあるが、あの映画がそのへんの描写で見事な失敗をしてる反面、本作は話も明快で親切!マーベルとディズニーが上手としか言い様が無い。

シリーズ三作目にあたる『キャプテン・アメリカ』最新作である本作の本筋はそこにある。『アベンジャーズ』で人類を救った英雄!圧倒的迫力を持った破壊行為は<完全なる正義>と見なされず、甚大で深刻な被害をもたらした行為と糾弾されてしまう。まして、自警団とまで扱き下ろされる始末。それにより、組織の管理下に置かれてしまうわけだが、それに賛成するアイアンマン派と、反対するキャプテン・アメリカ派で対立、まさかの仲間割れを繰り広げる。
もはや、マーベル作品はあらゆる手段・発想で世界の映画ファンを魅了し尽くした感がある、しかし、今回は単純な正義を描くのでなく、ヒーロー達の理念にまで踏み込んだ対立という、これまでのマーベルにない設定にしており、そこが非常に巧い。

各々の作品では無敵で格好良いヒーロー同士が闘うというのは、悪との対決以上に勝敗が決まらないわけで、実に肉体的で、それぞれの特性を活かした対決には、瞬きするのも惜しいくらいで、『アベンジャーズ3』と銘打ちたくなるほどの豪華さだ!
中でも、スパイダーマンの存在は大きい!
駄作「アメイジング」シリーズが二作で打ち切りになったのに代わり、新スパイダーマンが公開されるわけだが、今回はそのお披露目ということになろうか?
『アベンジャーズ』の二作目で参加したキャラが弱い!と文句垂れたことがある。ある意味、シリーズの中でも、お祭り的な特別な映画なわけだから、スパイダーマンくらいの有名キャラ出さないと、特殊感出ないだろと!それが叶ってみて・・・その考えが間違えでないことに気付く。見事なまでの化学反応!アベンジャーズの土俵で、存在感もCOOLさも際立っていい!そして、この作品の特別感を彼が引き上げている。
単に仲間割れだけでは、ここまで面白くはならなかったはずだ。
DCコミックには歯が立たないコラボレーション!(キャラクターの知名度が雲泥の差!)

さて、マーベルの世界は作品毎が終了して、その事情や時系列がリセットされることはない。次回作に引き継がれる。ここまでの、内輪喧嘩をしてしまって、次はどうなるか?アイアンマン4の話もチラホラ出ているというし、来年夏公開の新スパイダーマン『ホームカミング(原題)』にアイアンマン出演が決まっている・・・先の展開が楽しみすぎる!マーベルはこれだから辞められない!

 

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