ライブレポート

COUNTDOWN JAPAN 1920 (2019/12/31)ライブレポート

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大晦日2019年のロック納めに相応しい充実のラインナップ

年末最大級の音楽フェス「COUNTDOWN JAPAN 1920」年の瀬迫る12月30日の模様をサラッとライブレポート。個人的には連続参加も13年目となるが、年を追うごとに会場内の装飾も工夫され(サマソニと比べると映像や電飾のデザインなども安っぽいのだが、そのチープさが如何にも邦楽フェス的で逆に愛着を感じていいもので)年末の慌ただしさとの相乗効果で、年末独特のお祭り騒ぎ感が楽しく年末の風物詩に相応しいイベントになったもんだなと、しみじみ感じている。

フレデリック

海浜幕張駅を降りると大きな看板が目についた。フレデリック横浜アリーナにて単独公演決定の告知である。アリーナ級のバンドになったことに感慨深さを覚えるが、実際にパフォーマンスを見ても、いつしか(『オンリーワンダー』が流行り出した頃)と比較しても、MC下手で頼りない健司(Vo/Gt)のトーク力や演出力、観客への煽りが数段パワーアップしており力強い成長が垣間見れたことが何よりも嬉しい。終盤の「オンリーワンダー」「オドループ」の畳み掛けは、やはり最強だ。


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サンボマスター

前回の1819では文字通り圧倒的なカウントダウンをして会場を最高に盛り上げたサンボが、大晦日の幕張で再び熱狂と感動が入り混じった最高のライヴを見せてくれた。山口(Vo/Gt)の煽りに比例するように興奮の坩堝と化した会場のボルテージの上がり方が凄まじい。「世界をかえさせておくれよ」「ミラクルをキミとおこしたいんです」「世界はそれを愛と呼ぶんだぜ」と問答無用の打ち上がりロックが投下される。この空気感が溜まらない。山口の熱いMCは恒例となっているが何度聞いても涙腺に響く。「お前らをクソだなんて思ったことねぇからな!また会うと約束してくれ!」と叫んだ後に、CMでも耳馴染みの新曲「花束」でライヴを締める。常に新曲を世に浸透させる力を持っているのが流石だ。

Saucy Dog

業界が注目する若手バンドはandymoriやplentyなどの四畳半ロックを現代的な感性でセンチメンタルに綴り、多くの聴衆の心を鷲掴みにしているようだ。まず石原(Vo/Gt)の歌唱力の高さに驚く。澄んだ歌声が年も明けようとしている忙しない空気感の中で癒しの空間として形成されて実に心地良かった。「コンタクトケース」など日常の切り取り方や着眼点が絶妙である。にしても、切ない。2020年の飛躍が楽しみなバンドである。

BRADIO

大晦日の喧騒を一層盛り上げてくれるような、ファンキーでダンサブルなライヴが楽し過ぎた。「Back To The Funk」でお馴染みのダンスで会場が一体化して踊り明かし、「スパイシーマドンナ」で一気にボルテージが打ち上がる。多好感溢れる空間、最高だ! 観客の楽しみたい欲求をそれ以上のエンターテイナーぶりで満たしてくれるスキルはバンド・シーンにおいても無二な存在だと思う。何が凄かったか馴染みのない新曲「幸せのシャナナ」でも会場の熱が下がらなかったことである。武道館はよ!


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go!go!vanillas


ちょうど1年前、長谷川プリティ敬祐(Ba)が事故に遭うという悲劇に見舞われた。それでもバニラズは2019年を力強く駆け抜けた。どのフェス会場で見ても、むしろ留守を任された牧(Vo/Gt)たち三人の決して下を向かない姿は勇ましかった。つい先月にプリティーの完全復帰が報告され、今年はカウントダウンという大舞台を任された、正しくドラマティックで彼らのステージとしても大きな意味を持つだろうステージに違いなかった。「平成ペイン」「カウンターアクション」「No.999」など前のめりでアグレッシブな選曲で攻め、新年を「エマ」で迎える。「デッドマンズチェイス」で順番に歌ぎ繋ぐ様は本当に感動的だった。彼らは何も失っていなかった、むしろバンドとしても人間的にもグレードが何段も向上したようなステージだった。

(文・ROCKinNET.com編集部)
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