ライブレポート

BUMP OF CHICKEN 20周年記念ライブを観る!

bump20thlive

今日のコンセプトの根底には仲間との「共有」があったように思う。
特殊な演出もさほどなく、まるで昔のバンプを観ているかのようなシンプルなステージ。
一緒に歩んできたファンとこの場を共有することだけを意識したライブ。
前日に発売された最新作「Butterflies」からの曲はほぼ無し。バンプほどの大きなバンドなら、記念ライブとくれば普通はプロモートも兼ねる。けど、それをしない。

藤原基央が満面の笑みで言った、「昔の曲がすごいやってて楽しいです」と。
この日のバンプの特別加減は、セットリストに表れていた。
バンプのライブはいつも思うのだが、どこか的をズラしている。
フェスの場でさえもそう、最大公約数な見せ方、王道的なセトリは組まない。
今日もいろんな時代の楽曲を万遍なくやったのはキャリアが成すことで流石ではあるが、メジャー曲以上に、コアな見せ方に比重があった。ライブ初披露の旧曲「ベル」、久々だという「ロストマン」「BUMP OF CHICKENのテーマ」など・・・この日にしかできないし、成り立たない選曲だと思う。もちろん、見事に成功していた。
俺みたいな浅いバンプ好きは「ray」や「Hello,world!」の新曲、「メーデー」「プラネタリウム」「スノースマイル」などの人気曲(この辺はやらなかったが)に喜ぶのだが。

バンプはキャリア20年にして年々面白みを増している貴重なバンドである。
このバンドと同世代として歩んでこれたことに感謝したい夜だった。
今回はコアなファンサービスに徹したが、今春からバンプはバンド史上最大規模のツアーに出る。今のバンプが見れることが楽しみだ!

 

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitter でROCKinNET.comをフォローしよう!

ピックアップ記事

  1. 『茅ヶ崎物語 ~MY LITTLE HOMETOWN~』からサザンがエロスを歌う…
  2. ロッキンにサザン13年ぶりの降臨!昨年の桑田ソロに引き続きフェスに出る意味とは!…
  3. ポール東京ドーム初日を観た!
  4. 安室奈美恵の引退への想い~安室という現象が現代の日本女性像を変えた~
  5. RADWIMPS「HINOMARU」が物議!ポップ・ソングの右傾化に不自然さを感…

関連記事

  1. 邦楽

    フェス初出演を経て勢い付くUVERworldが半端ない!

    今年のロッキンでバンド史上初となるフェス出演をしたUVER…

  2. ライブレポート

    COUNTDOWN JAPAN 14/15 vol.4

    大晦日も!大晦日のフェスは独特な雰囲気を感じます!…

  3. 邦楽

    サザンのエロ曲に批判が集まってるとか?

    サザンのような大衆バンドは新曲の発売前に街中で既に耳にタコ…

  4. ライブレポート

    SUMMER SONIC 2016 レディオヘッドを見る

    多くを語る必要はない。彼らのステージを、今年のサマソニ…

  5. ライブレポート

    【DA、ポルノ、フジファブ】ROCK IN JAPAN 2019 5日目 ライブレポート

    20年間ロッキン支えたバンドと運営の絆を感じた最終日記念すべき…

  6. ライブレポート

    安室奈美恵を観た!

    今年は多くのアーティストが●周年記念だったそうなのですが…

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

人気の記事

  1. 邦楽

    実は失敗していたサザンの紅白!ユーミンとの奇跡の共演に助けられ拍手喝采!
  2. ハリウッド

    【勝手に大予想】ダニエル・クレイグ007卒業で次のボンドは誰になる?
  3. 邦楽

    月曜から夜遊びでマツコから「非イケメン宣言」受けたMy Hair is Bad椎…
  4. 邦楽

    THE ORAL CIGARETTES山中がビバラでUVERworld TAKU…
  5. 邦楽

    【全曲レビュー】桑田佳祐の最新作『がらくた』が凄過ぎた!大衆音楽ここに極まり!
PAGE TOP