映画レビュー

【映画鑑賞日記】ドント・ブリーズ

dontbrethe

20年に一度のホラー映画と言うから期待していったんですが肩透かしを食らった気でいます。

話題だと言うので、わざわざ電車で遠出して隣県の映画館で鑑賞したのですが、劇場内は満席で何故か高校生だらけだったんです、別にいいんですけど、奴ら、うるせーの、なんのって(笑)
「え!やばいんだけど!」「やばいって!」「やばくない?」やべーの大合唱!
俺としては劇場内の鑑賞マナーを守れないお前らが一番「やべーよ」と言ってやりたかったのですが、返り討ちに遭ってはたまったもんじゃないと我慢してました。

そうなんです、この映画は事故により娘を失い、加害者の女性がリッチな家の娘だったことで数百万ドルを手にした盲目の元軍人の老年男性の家に、若者三人が金銭目当てで泥棒に入ったんだけど、爺さんの<返り討ち>に遭うというホラー系スリラーなんです。盲目の元軍人なので、音だけが鍵となるわけですよね、なので息もできないほどの緊迫感漂うことが売りの映画。
唯一の及第点としては、その無音の使い方がうまかったかなと。
ちなみに、軍人の爺さんは『アバター』で仮想現実世界を破壊しまくったアノ隊長です。

そう話すと完全に爺さんが悪者扱いなんですが、俺としてはどうしても強盗に入った若者が悪いとしか思えない。自業自得としか思えない。身体的な障害を持った老人の家に、金銭目的で、しかも銃片手に入るとか、たとえ、若者たちにも事情があったにせよ、強盗入った時点でOUTだろって。
貧困から酷い生活を強いられる主人公の女性を描いてますが強盗の理由にはならない。

歴代には、『13日の金曜日』『悪魔のいけにえ』『ミザリー』『オーメン』『シャイニング』など、ひっくり返りそうなホラー映画ってたくさんありました。鑑賞後に胃もたれしそうなくらい不快感指数高いやつね。
そういうのに比べたら、やっぱ設定が甘い。善悪の境界が曖昧。
それでも話題になるってことは、最近こういう話題のホラー映画が減ってきたことに起因すると思います。現代っ子は、ホラー耐性が弱くなってるのかな。それも、やべーな。

 

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitter でROCKinNET.comをフォローしよう!

ピックアップ記事

  1. 世界で大ヒット中の映画『スパイダーマン:ホームカミング』の主人公トム・ホランドの…
  2. 【大混戦】#TimesUp運動の影響で本年度オスカー主演男優賞はティモシー・シャ…
  3. アナタが行くヤツ、それ本当にフェス?フジロックが世界の最重要フェス3位に選出!
  4. 第10回 独断で選ぶ素晴らしい邦楽たちTOP10 2018
  5. ELLEGARDEN復活ライヴを観る!10年の活動休止の先にあった変わらない尊さ…

関連記事

  1. 映画レビュー

    【映画レビュー】『チャーリーズ・エンジェル』MeToo主張が強すぎだったのかも?

    2000年のキャメロン・ディアス版も言うほど大した映画かな~と…

  2. アカデミー賞

    単なる恋愛ミュージカルをも超えた人生賛歌!それが『ラ・ラ・ランド』!

    もう、言いたいことが山ほどあるくらいの興奮を貰った、人間愛、映…

  3. 映画レビュー

    【映画鑑賞日記】日本で一番悪い奴ら

    (C)2016「日本で一番悪い奴ら」製作委員会綾野剛の圧倒的勝…

  4. 映画レビュー

    『メアリと魔女の花』が駄目だった理由は完全に宮崎駿から解放されてなかったからだ

    アニメ映画というのは少なからず何か心に残るシーンと言うものがあろう…

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

人気の記事

  1. 邦楽

    松任谷由実「恋人がサンタクロース」がクリスマスは恋人と過ごす日という社会的呪縛を…
  2. 映画レビュー

    想定外のラストに衝撃!『アベンジャーズ/インフィニティー・ウォー』で初めてアメコ…
  3. ハリウッド

    もはや超人!『ミッション・インポッシブル/フォールアウト』の撮影舞台裏を知ればト…
  4. ハリウッド

    【ジャスティス・リーグ公開記念】いま最もホットなハリウッド俳優“エズラ・ミラー”…
  5. 音楽

    アリアナ慈善LIVE「One Love Manchester」を観て感じたこと
PAGE TOP