ライブレポート

SUMMER SONIC 2018 1日目のライヴレポート(2018/08/18)!ノエル13年ぶりのサマソニ降臨に感動★

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今年もサマソニに来た。個人的には11年目のサマソニである。数々の世界的アーティストを見てきたフェスであるが、今年はノエル・ギャラガーという俺にとってはビートルズのような存在が来ることが何よりも嬉しい。ある種、自分の音楽の原点を探索するような年だった。今まで知らなかった、多くの海外アーティストを観ることも出来たし、やっぱりサマソニは楽しい!
※結構、辛辣な意見も好き勝手書いてるので、広い心で読んでください。

●RUEL

何よりも15歳という若さに驚く。ニキビ面だった昭和な自分の15歳の頃と比べてしまう。世の中というのは不公平だ(笑)良い意味で末恐ろしさしか感じないソウルフルで圧倒的なヴォーカル力。若さゆえのパワフルさと切なさの両極端な表情を垣間見せる、感情豊かな声には本当に驚いた。バンド映えする楽曲群が、彼の高いヴォーカル力を際立たせている。すれ違う友情を描いた「Younger」や、将来の不安に一抹の希望を見出す歌詞が印象的な「Don’t Tell Me」など、若いからこそ描ける感性に瑞々しさを感じ、そのエモーショナルな世界観を愛おしく感じた。ソング・ライターとしての確固たる才能を感じさせる。あのエルトン・ジョンに降参宣言までさせただけのことはある。端正なルックスがゆえにアイドル的な存在に祭り上げられるかもしれないが、teen特有の青臭さが全くなく荘厳さすら漂うパフォーマンスも完璧なものだった。

●WHY DON’T WE

エド・シーランやブルーノ・マーズが席巻しているチャートで首位を奪還するなど、アメリカでは既に絶大な人気を獲得している彼らの初来日パフォーマンスである。ワンダイレクションの童貞版のような初々しさが残る印象だった。いや、こんなこと言ったら女性のteenからアイスクリーム投げつけられるわ・・・・・・(ごめんなさい)。ただ、歴代のボーイズ・グループの焼き直しというか既視感があって、彼らオリジナリティが今後もっと感じられることを期待したくなった。

●back number

小林武史が手掛けるJ-POPの王道街道を突き進む耳馴染みの良い普遍的なメロディが如何にも日本人好みチックである。そこは否定する余地はない。ただ、海外アーティストがメインのサマソニのメイン・ステージで、この日唯一の日本のバンドとしてパフォーマンスも真新しさが無かった気がする。16年のサカナクションも相当素晴らしかったが、[Alexandros]や、ONE OK ROCKなどは、初のサマソニというアウェイで普段以上の気合を感じるパフォーマンスをしたことと比較すれば、特段秀でたものを感じるステージでは無かった。通常運転。

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●ショーン・メンデス

動画サイトVineやYouTubeで話題となり世に出てきて、僅か20歳でこの地位を築き上げていることも驚愕である。なんせエド・シーランを聴いて育った世代である。あまりの若さに世代間格差という言葉では片付けられない、もはや宇宙人級の世代。眩しいくらいだ。
髪を掻き揚げるだけで湧きあがる黄色い声援。終始、緩むことの無い笑顔。正にジャスティン・ビーバーに代わる10年代の“世界イチの彼氏”という称号に相応しい無敵な王子様感。彼の基本スタイルであるアコースティックな弾き語りで、しっかり聴かせつつも、フランク・オーシャンの「Thinkin’ About You」をピアノでサラリとカヴァー。すかさず、イケメン光線を飛ばし、有無を言わさない完璧なショーン・ワールドに脱帽する。今年2018年リリースの3rd『ショーン・メンデス』でパワーアップしたことは一目瞭然だった。アコースティックを基軸としつつも深みを増したグルーヴで進化形を体現させた。ファッションモデルも務める長身がそうさせるのか、時代の寵児のような風格すら漂う堂々たる姿だった。代表曲「There’s Nothing Holdin’ Me Back」や「Mercy」と聴きたかった曲も、きちんと演ってくれた。彼の世界的な人気を差し計れば、この日の5倍は人が集まってもいいと思った。

ここでブレイク!
日本のバンドも見てみる。サマソニは海外アーティストを見てナンボだと思うが、たまには屋内の幕張メッセに戻らないとと思って。フレデリックを見た。いつも通りにダンサブルなパフォーマンスで「オドループ」は凄く盛り上がったし良かったと思う。

●NOEL GALLAGHER’S HIGH FLYING BIRDS

セットリストからも兄貴のアグレッシブさが窺い知れる完璧なパフォーマンスだった。心なしかノエルもご機嫌だった気がする。
オアシスとしての出演から13年ぶりのサマソニ降臨らしい。ダンス・ミュージックのテイストを取り入れ、よりサイケ傾倒した最新作『Who Built The Moon』の楽曲が冒頭数曲を飾ったが、これがフェス映えして早速感銘を受ける。随所にオアシスの楽曲も披露するところが、ノエルのしたたかなところだが、否応にも盛り上がる。「Whatever」「Wonderwall」など出し惜しみ感が無い。同時に“早く弟と仲直りしろよ”と感じたのは俺だけじゃないハズ(笑)
ノエルが出演すると決まるや否や、瞬時に光景が頭に浮かんだ「Dont’t look back in anger」でのスタジアムでの大合唱が感動的で美しく(スタンド席はスマホのライトで照らされていた)、個人的に11年で経験したサマソニの中でもハイライトとなった。最後はビートルズの「All you need is love」で締め、これでも会場は大合唱。非常にピースフルで、フェスの光景としては理想的で真っ当な光景だったと思う。

今年のサマソニは気温もそこまで上がらず気持ちよい風が吹き、天気にも恵まれ、本当に快適で過ごしやすかった。
しかし、それは人が少なかったことにも起因する。サマソニはフジロックと肩を並べて世界に誇る、我が国有数のロックフェスである。こんなんじゃいけない。
しかし、それが時代性のミスマッチともブッキングミスとも思わない。(まぁ、BECKと聞いた時は、近年の傾向からしてサマソニらしくないな~と冒険してるなと思ったけど)日本は音楽的に鎖国状態な意識をもっと外に向けるべきと個人的には思っている。近年EDM集会化していたサマソニで正当なギター・ロックを聴く環境に戻ったことは素直に嬉しい。それは、ノエルやショーン達が証明したと思う。来年は20周年で三日間の開催が決定している。盛大に盛り上がることを期待している。邪道だろうけど、起爆剤としてジャスティン・ビーバーでも呼んだら?(笑)

(文・ROCKinNET.com編集部)
※無断転載・再交付は固く禁ずる。引用の際はURLとサイト名の記述必須。

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