ライブレポート

ロック・イン・ジャパン2017 2日目ライヴレポート

© ROCKinNET.com

夏真っ盛りである。夏と言えば・・・・・・海! ビール! フェス! である。と言うことで、ROCK IN JAPAN FES 2017に行ってきた。個人的なことで申し訳ないが、2005年から数えて今年で13年連続での参加となる。ここまで来ると自分の青春通り越して、自分の人生がロッキンと言っても過言でなくなってきている。このフェスは「見本市」と揶揄されることが多いが(フジが聖地でサマソニが大衆食堂とも言われる)、それだけ参加しやすいフェスであると同時に、常に、フェス自体の規模が大きくなることに比例しながら、会場の設営や導線、装飾等まで改善し、「居易さ」を第一に捉え進化している。これは、渋谷陽一氏のあくなきフェス文化の大衆化の挑戦であり、今や日本で最も動員を誇るまでになったロッキンを、ここまで成長させた、また、それを運営の手柄でなく、観客のお陰だと言う姿勢には脱帽するばかりである。

と、干支一回り以上も行ってる、言わば第二のホームでもあるフェスだ。自分はただ行ってハシャイデるだけの観客に過ぎないが、行き慣れたからと言って不毛な贔屓をしたいわけではないので、ここらで辞めておこう。肝心のライブレポートを手短に、簡単に、行いたいと思う。

この日観たアーティスト紹介
簡易ライヴレポート

WANIMA

出典:https://mobile.twitter.com/wanima_official


もはやフェス・シーンで名実ともに最強と位置付けていいのではないか。何をも肯定する歌詞のポジティブさと、KENTAの笑顔途切れない陽気さ、それとゴイステ以降、代々受け継がれるパンク・バンドの系譜を正々堂々と受け継ぐ王道さに、ロック・キッズ達が受け入れる光景にロック・シーンの未来を垣間見た。「ともに」「THANX」などの人気曲もだが、特にCM起用の「ララバイ」のライヴ化けに興奮した。

フジファブリック
2009年12月以降の数年間、バンドが大きな壁・悲しみを乗り越えた辺りで俺の中では止まっていたフジファブリックが、まだまだ絶好調に存在している事実に感慨深さを覚える。「銀河」の王道感は、いつ聞いても素晴らしいと感じる。夏の日に「若者のすべて」聞くと涙腺が・・・・・・

a flood of circle
2013年のロッキンで観て、その後、佐々木(Vo)が大学と学部の後輩と知り、学園祭ライブに行ったきり。久々に観る。いつ観てもロック・スターの本質を体現してる、痺れるようなカッコ良さがある。比較的、新しい曲で固めたセトリに現役感を感じる。彼らこそ、もっとスポット・ライト浴びるべきバンド。

[Alexandros]

出典:http://www.sbs.com.au/popasia/blog/2016/08/24/j-rock-sessions-alexandros-olympics-festivals-new-albums


現代フェス・シーンの王者の貫録を感じさせる、完全ホームを悠々自適にパフォーマンスしてるような姿に感銘を受ける。(「ワタリドリ」は当然としても「Kick&Spin」は何時聞いても良いなぁ)洋平(Vo)がアシメトリーのシャツを着て、片方から横腹をチラつかせているのが、如何にもドロスだった(笑)悔しいが同性から見てもカッコ良い。

ゆず
16年ぶりの出演だというから驚く。盛り上がり必須の代表的名曲を連投し、ロックフェスを完全にホームにしていた。万人受けされるべき生まれたと言って過言ではない楽曲群の耳触りの良さ(4回リピートした「夏色」の陽気さと、「栄光の架け橋」の壮大さ等)に、この二人が単なるフォーク・デュオでなく、国民的シンガーである証明を覚える。

桑田佳祐

image source:M-ON!Press


02年のソロ、05年のサザン以来の登場。12年ぶりのロッキンのステージは意外にも王道を避けた選曲だった。まるでフェスを全く意識しないマイナー曲の連投に驚く(個人的には、最新曲「オアシスと果樹園」のライブ栄えが嬉しかった)桑田ほど国民的ヒット曲を要する歌手はいない。なのに、敢えてそこを外す意図は何なのか? 新アルバムのPRということもあろうが、大衆が求める桑田像は無かった。逆に捉えると、そんなアウェイ感を出しつつも、会場の空気を持っていく希代のシンガーの実力と迫力に圧倒される。コアなファンとして言うと、還暦過ぎた桑田の鬼気迫るシャウトの連続にも鳥肌が立つ。
ただ、05年のサザンでロッキン出演時、個人的にはロッキン史上最高のパフォーマンスのひとつと断言できる、あの異様な盛り上がりを期待していた身としては、選曲で課題が残ったフェス出演と言いたい。ただ、この日の「波乗りジョニー」時の一斉に盛り上がった感じを見れば一目瞭然ではないか。桑田の本気はこの程度ではない。近年中のサザン出演を強く望む!

桑田はこの日、ゆずの20周年を祝福し、エレカシ宮本を健闘し、ドロスを褒め称える。「([Alexandros]は)なんで、あんなに上手いんだ。この後出にくいって。楽屋で落ち込んだよ」と。また、真裏の他ステージでパフォーマンスをするTHE BAWDIESと熱い握手を交わしたという。桑田、どこまでも音楽人が好きなんだと思った。
また、渋谷陽一氏との旧知の仲は有名であり、「なんであいつはいつも偉そうなんだ」「会うたびに出ろよ、言いやがって」「出ると決めたら、『短めにしろ』だって。頭に来たから今日は四時間やります」とか、「渋谷ね~惜しい人を亡くした」などと弄り倒す。これが出来るのも桑田しかいない(笑)
しかし、桑田の渋谷氏への敬意は相応にあり、渋谷氏著書の帯に桑田がコメントを寄せたり、05年のサザン出演時にツェッペリン「天国への階段」を演ったり(渋谷氏は国内有数のツェッペリン研究者)している。
だからね、王道セトリで、来年サザン40周年をロッキンでも祝いたい! (二回目)

(文・ROCKinNET.com編集部 よっしー)
※無断転用を固く禁ずる

 

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