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ジャスティン・ビーバー世界ツアー残り公演中止の真相とは!

image source:breatheheavycom twitter

松居一代が船越栄一郎を許さない以上に、個人的に許せないのが、ジャスティンのライヴ中止騒動である。
今年最大の音楽イベントだと期待していた分のガッカリ感が相当なもので、この空虚感を何処にぶつけたら良いものか未だに迷っている最中である。日本公演としては過去最大10万人規模の巨大ライヴをやるというので(日本のアーティストでさえ指折りの人気者で無い限りは実現することの出来ない大規模である)、しかも、個人的に相当いい席だったので、楽しみにしていたが、2017年7月25日、ジャスティン側から残るツアー日程の全15公演のキャンセルが発表された。

予期せぬ事態により、ジャスティン・ビーバーは『パーパス・ワールドツアー』の残りの日程をキャンセルすることとなりました。ジャスティンは彼のファンを愛しており、落胆させることをとても残念に思っています。18カ月間に渡り行ってきた今回のツアーでファンと共有してきた素晴らしい経験に感謝するとともに、6大陸150回以上にも上る公演を成功に導いてくれたスタッフや出演者たちにも感謝しています。
しかしながら、熟慮の結果、今後の日程に関しては公演を行わないことを決めました。チケットは購入元にて全額返金されることになります。
出典:http://www.universal-music.co.jp/justin-bieber/

「予期せぬ事態」というハッキリしない回答に、自分以外にも多くのファンが苦虫を噛むような気持ちになったのは言うまでもない。事実、健康上の問題でもないし、ジャスティンに何かあったわけでもないからだ。しかも、日本公演は10万枚のチケットがSOLD OUT!追加席の発売までされているほどで、近年、日本で多い、チケットの売れ行きが悪いことによる中止とは異なるのだ。曖昧にする必要もないほど興行としては成功が見えていたものだった。

ファンはじめ関係者は大混乱!

当然、当日の公演を楽しみにしていたファンをはじめ、関係者は大混乱! 日本公演のオーガナイズを務めるウドー音楽事務所は「事実確認をする」としていたが、27日に正式に来日公演の中止を発表。チケット払い戻しに追われることになる。その額、実に15億円とされ、日本だけでこれだけの損害が出ているのだから(賠償を含めたらもっとだろう)、世界各国で予定されていた全てのライヴの損害はどれほどになるか・・・・・・噂ではあるが、少なく見積もっても80億円と言われている。たった一人の20代の青年がバックレただけで80億円もの損害を出す。問題児から更生し、アーティストとしても、名作『Purpose』を生み出すなど、見事なカムバックを果たしていただけに、つくづく残念だ。しかも、この中止によって、ツアースタッフ約200人が失業したと言われており、休息云々の話では済まされなくなってきている。

今回のツアー予定に組まれていなかった中国によるジャスティンのライヴ不許可宣言の謎・・・

そもそも、この公演中止の数日前に、ちょっとした問題が発生していた。中国当局にて「過去の素行の悪さ」を理由にコンサートの不許可を発表された。今回のツアーには中国は含まれていないにも関わらずだ。中国のファンが、北京の文化局にジャスティンが中国で公演を行えない理由を問い合わせたところ、「ビーバーは論争のある外国人歌手。海外で不適切な行動があり、過去の中国での言動が国民の不満を引き起こした。中国国内のクリーンなパフォーマンス市場を維持するため、認めることはできない」といった内容の返答があったというが、それがどういった行動なのかも明示されず、混乱は深まるばかり。果てや、2014年に日本にお忍びで来日した際に、靖国神社に参拝したことで中韓の反感を買うなど、その行動は既に世界の世論を動かしている。ただ、先にも言ったように、誰も中国で公演するとは言っていないのだ。ジャスティン側としては、口説いてもいない女からフラれるような大きなお世話感。これが一因だとすると、迷惑極まりない。

アリアナの件で中止を求める声も多かった

また、ジャスティンのツアー中止を求める声も多かった。アリアナ・グランデの英国公演でテロがあったことは記憶に新しいが、この事件以降、影響力のあるジャスティンの公演が標的にされるのではと思ったファンからツアー中止を求めるツイートが多く寄せられていた事実もあった。

ジョン・メイヤーは今回の決断を擁護

ジョン・メイヤーは、「ツアーの残りの公演を中止するってことは、そのまま続けていたら深刻なダメージがあるって意味なんだ」と語るなど、ミュージシャン界隈では、ジャスティン擁護の姿勢を見せる者が多い。ジョンは、先日、急逝したリンキン・パークのチェスター・ベニントンらの話題に触れ、ジャスティンが自分の気持ちを尊重したことを称えた。それも、今回のツアーは既に1年半の間に150公演をこなしている長期規模のツアーで、ジャスティンの心身を危惧する声も少なくない。
では、このジャスティンのツアーを管理しているのは何処なのか? それを紐解くためには、今年1月にマイケル・ジャクソンの娘パリスの言葉が重要になってくる。

マイケルの娘パリスの予言的中!

パリスはインタビューで、ジャスティンのコンサートを観に行ったところ、「とても疲弊しているように見えた」と指摘。「チケットを見たら(故マイケルのツアーを手がけていた興行会社)AEGと書いてあったわ。父が疲弊しきっているのに、眠れもしなかったことを思い出してしまったの」と父親とジャスティンを重なり合わせるように語ったことがあった。しかし、この発言に対し、ジャスティン側は即座に反論。「今まで以上に無いくらいに絶好調」であることをアピールしたが、結局はパリスが想像したとおりの結末になったではないか。

実は北米公演のチケットは売れていなかった(二度目のため)

マイケルもプロモートし、今回のジャスティンのツアーのプロモートも担当していたAEGという会社は、今回の中止騒動について、次のように語る

残っていた公演の中にはチケットの売れ行きが芳しくないものもあった。北米でのアリーナ公演をいくつもソールドアウトさせてから、新しいアルバムをリリースせずに再び北米でスタジアム公演を決行しようとしたのは無謀だったかもしれない。
残っていた北米公演の内、ソールドアウトはたった1公演で、それ以外の各公演に関してはほぼ全てで5,000枚から12,000枚のチケットが定価に満たない価格で転売市場に流れていた。このことが追加チケットの販売に影響し、多くのスタジアムで大きなセクションが埋まらない事態が起きていた。
出典:http://www.billboard-japan.com/d_news/detail/53667/2

しかし、これでは10万枚以上が売れていた日本公演の中止の理由にはならないのだ。

ジャスティン本人の言い分とファンへの謝罪
「休息が必要だったんだ」

当のジャスティン本人は、「2年間もツアーを続けてきたんだ。ゆっくりして、リラックスしたい」と述べ、ファンへのメッセージを求められると、「愛してるよ。みんなのことは、最高だと思っている。ガッカリした子や、裏切られたと思っている子には、申し訳なく思うよ。そういうつもりじゃなかったんだ。いい1日を過ごして」と、謝罪を述べた。
そういうつもりじゃない・・・・・・どういうつもりなのだろうか?

ヒルソング協会への傾倒により音楽活動に支障?また、協会の広告塔に使われる危惧!

米TMZによると、中止騒動の原因は、ジャスティンがキリスト教に対し再度人生を捧げたためで、「宗教的な啓発」を受け、健康を考慮し中止を決定したと伝えている。その中で、ジャスティンと関係の深いヒルソング教会の間柄について取り正されているが、当の教会は今回のツアーを中止せよとのアドバイスは一切したことがなく、「むしろ、継続すべきだ」と諭したと当教会の牧師は述べている。ただ、四六時中、人目に晒され、ハンバーガーも落ち着いて食べられないジャスティンにとって、この協会が安息の場であることは間違えないようだ。実際に、ツアー中止の発表した翌日にも、当教会に姿を現したという。ただし、関係者は、サイエントロジー教会におけるトム・クルーズのように、ジャスティン・ビーバーがヒルソング教会の広告塔になる可能性を危惧している。

とにかく、残念な結果である。個人的には、与えられたものの責任を全うしなかったジャスティン側の身勝手さを未だに拭えずにいる。残り公演が僅かだから尚更だ。リラックスは、あと数ヶ月先に十分に出来ただろう。アーティストとして再度好評価をしている分、ジャスティンには、中止でなく、延期という形を取ってほしかったと思っている。

(文・川鍋良章)
※無断転用は固く禁ずる

 

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