映画レビュー

『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』北米の興行不振が信じられないほどの娯楽傑作!

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※注意※
このレビューには多少のネタバレが書かれています。
未鑑賞の方は十分に注意頂きますようお願い申し上げます。

北米での興行収入が想定よりも振るわなかった等、ネガティヴな情報が先行したので不安が募っていたが、蓋を開けてみれば一気に安堵と興奮が勝った。「これぞ、俺が待っていたSWだ!」と言いたくなる傑作だった。アトラクション的な速度感と、怒涛の展開と、王道の娯楽性と、宇宙が舞台なので大きな画力で圧倒させた本作に拍手だ!
SW初心者でも楽しめるほどの普遍性を貫いている娯楽作だと思うし、SWとは全世界の人間が楽しめることが絶対条件だとすれば、この映画は、その高過ぎるハードルは見事にクリアしていると思う。

『フォースの覚醒』以降、スピン・オフ乱発の決定が成され、神話が希少性を失って飽和状態になることを危惧していたが、むしろ、これだけのエンターテイメントを見せられては文句も言えない。EPVIIで宇宙の成らず者として名を馳せていたハン・ソロが如何にして、そのアウトローな人生を歩んできたのか、彼の若かりし頃の知られざるエピソードを描いた本作は、SWファンの妄想を可視化させてくれる。

ハンの本名の由来が、家族もいない孤独な人間であることからソロと名付けられたりとか、相棒チューバッカとの出会いが餌になるためだったとか、ミレニアム・ファルコンを手に入れた経緯など、ヨダレもののトリビア満載なのである。ついでに、名は出てこないが、ジャバザハットの傘下で仕事をするに至る過程も台詞で出てくる。「タトゥイーンで大物ギャングがクルーを集めているらしい」という言葉だけでも面白いじゃないか。

何よりもハン・ソロとチューバッカが隣に座って初めてミレニアム・ファルコン操縦した時にお馴染みのSWテーマがガツンと流れた時は、世界がSWに何を求めているかをハワード監督が熟知している証明にもなるほどグッとくるものだった。全身鳥肌!「待ってました!」感も半端なく、感涙モノだった。かっこよかったな~。

そして、まさかのアイツが出てきたのには驚いた。時代は帝国軍支配の銀河系。どれだけ帝国の力が強かったかは想像に易いが、まさか今回初登場の意外な人物が、意外なアイツと繋がっていたかと思うと、それだけでもファンとしては十分に楽しい。

アイツね~『ファントム・メナス』で死んだと思ってたけど、FOX時代のアニメ「クローンウォーズ」で実は生き延びてたことが判明している。下半身を見ればサイボーグ化されてるのが分かるんだけど、意外にSWって映画だけじゃ語り尽くされていない部分は多い。

(文・ROCKinNET.com編集部)
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